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箱根駅伝まであと2カ月…“優勝候補の一角”青学大と中大が「似ている」ワケは? 夏合宿では1日50kmも…「胸を張って優勝を狙いますと言えます」

posted2025/11/07 06:01

 
箱根駅伝まであと2カ月…“優勝候補の一角”青学大と中大が「似ている」ワケは? 夏合宿では1日50kmも…「胸を張って優勝を狙いますと言えます」<Number Web> photograph by Tadashi Hosoda

全日本大学駅伝で2位に入った中央大学。例年とはルーティンを変え、これまで以上に箱根駅伝に比重を置いているという

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生島淳

生島淳Jun Ikushima

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Tadashi Hosoda

 学生3大駅伝も出雲駅伝、全日本大学駅伝が終わり、残すは2カ月後の箱根駅伝のみとなった。シーズン前から評判が高かった中大も全日本では2位に食い込み、箱根路での飛躍を狙うが、実は前回箱根王者の青学大と「意外な共通項」がありそうで……?《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》

 今年の青学と中央は、似ている。とても、似ている。

 中大は今年、がらりと強化方針を変えた。

中大が変えた「強化方針」とは?

 昨年まではトラックで日本代表を出すことを念頭に、箱根駅伝が終わってからの冬から春にかけての期間、エリート群は海外を拠点に強化を進め(現トヨタ自動車の吉居大和や4年生の吉居駿恭、溜池一太など)、世界陸上出場を目指した。

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 世界と戦える人材を出したうえで、箱根駅伝も取る――というのが藤原正和監督の考えだった。それは日本代表として世界で走った経験を持つ藤原監督ならではのこだわりであり、哲学だった。

 しかし、箱根駅伝では特化型の青学大にどうしても勝てない。

 そこで今年は、完全に箱根で勝つための練習に「全振り」した。

【次ページ】 「出雲は厳しい」…藤原監督の“覚悟”

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