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ベッツ断言「オオタニは7億ドルの価値がある」ドジャース戦友が語る大谷翔平の超才能「それがクレイジー」「心から本気だ」カーショウもズバリ
posted2025/11/05 06:03
ベッツ、カーショウらドジャース歴戦の雄も大谷翔平の才能を、心底から認めている
text by

ジャック・ハリスJack Harris
photograph by
AP/AFLO
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キケが語る“水原一平事件”後の団結
春季キャンプが始まったとき、大谷のそばにはいつも長年の通訳・水原一平(当時)がいて、のちにロバーツが語ったように、チームの面々との間には壁があった。最初のうち、チームメイトとのやりとりの多くはグラウンド上での練習時に限られていて、クラブハウスでは距離があった。水原はチームメイトへのメールを大谷の代理で送っていて、大谷本人はチームのグループチャットにもほとんど参加していなかった。
水原がいた頃の大谷とのコミュニケーションは「難しかった」とロバーツは語る。しかし3月後半、ドジャースが韓国で開幕戦を戦った翌日、水原の窃盗と賭博癖が明らかに。そして、チームがアメリカに帰国した頃には、大谷とチームメイトたちの間に新たな関係が生まれつつあった。チームメイトは大谷に寄り添い、スキャンダルに関して彼が無実であることを一切疑わなかった。
「彼は(水原通訳がいなくなった)この状況に身を置くことで、自分がチームの一員であると実感したのかもしれない。僕たちが彼の味方になり、公私ともに最悪の時期を支えようとしたことに感謝してくれたのかもしれない」とキケ・ヘルナンデスは語る。
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「ただ、それをきっかけにして、彼の性格や意外な一面を知って、驚いたよ。あの事件がなくてもいずれわかったのかもしれないけどね。彼は僕たちの大事な仲間だ。チームに迎えられて嬉しいよ」
テオ「オオタニは茶目っ気があるね」
大谷と同じ移籍組で、ドジャース1年目のテオスカー・ヘルナンデスは、早くから大谷との絆を結んだ。
母語であるスペイン語の初歩を教え、お返しに大谷は日本語を教えた。
ヘルナンデスは、時が経つにつれ互いの言葉のレッスンは減ったが、友情は深まったと語る。
「(2人の関係は)良好だよ。これからもできるだけ親しい関係でいたいね」
大谷の明るさを覗かせる、こんな出来事もあった。
