テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「チーズステーキ美味しいな」大谷翔平のユーモアに敵地メディア大ウケ→「今まで食べた中で一番だ」ロハスが差し入れ神対応…ドジャースPS裏話
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byNaoyuki Yanagihara
posted2025/10/19 11:00
大谷翔平は地区シリーズ前、敵地フィラデルフィアの名物チーズステーキについてユーモアを交えて話した
フィリーズの本拠地シチズンズバンク・パークに到着すると「RED OCTOBER」(赤い10月)の文字があちらこちらに並ぶ。2年連続でナ・リーグ東地区を制し、4年連続でポストシーズンに進出している強豪だ。先にフィリーズの練習が行われ、本塁打王シュワーバーがフリー打撃で快音を響かせた。心地良い緊張感がグラウンドに張り詰めていた。
ポストシーズンの練習日は、それぞれ練習前に両軍の監督や主要選手の会見が行われるのが恒例で、この日のドジャースはデーブ・ロバーツ監督の他に佐々木朗希、大谷がそれぞれ出席した。
そして、主役はやはり大谷だった。
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フィリーズ側のメディアが大谷に投げかけた質問は、熱狂的ファンを持つフィラデルフィアの印象についてだった。
「野球に対して熱量が高いですし、球場での盛り上がりっていうのも他の球場に比べて素晴らしい熱量があるなと感じますね」
こう答えた後、この日一番の笑いを誘うユーモアを見せた。
「あとはチーズステーキが美味しいクラブハウスだな、と毎回思っています」
大谷のユーモアに敵地メディア思わず大喜び
チーズステーキとは、炒めた薄切り牛肉と溶けたチーズをロールパンに詰めたサンドイッチのこと。ビジタークラブハウスの“レジェンダリーシェフ(伝説のシェフ)”と称されるエリック・マイケルズ氏が調理を担当する逸品で、“フィラデルフィアで一番おいしい”と評判。過去には大リーグ公式サイトが4日間で25個を平らげて新記録をつくったロッキーズのコーチの特集記事を組んだほどだ。
エンゼルス時代の2022年の開幕戦直前、大谷は食生活について「1%でもいい結果が出るように食べているものを決める」と話したことがあった。
大谷は時に“ジャンクフード”を食べることもある。
エンゼルス時代にビジターのクラブハウスで「In-N-Out Burger」(イン・アウト・バーガー)のハンバーガーを食べる姿を見たこともある。

