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ドジャース・佐々木朗希の「エグすぎる魔球」に隠された秘密は? ポストシーズンで完璧救援…元メジャー強打者も脱帽「他とは全く違うスプリットだ」

posted2025/10/11 11:00

 
ドジャース・佐々木朗希の「エグすぎる魔球」に隠された秘密は? ポストシーズンで完璧救援…元メジャー強打者も脱帽「他とは全く違うスプリットだ」<Number Web> photograph by Getty Images

ポストシーズンでリリーフとして連日、完璧な投球を見せた佐々木朗希。なかでもスプリットは「魔球」と言われるほどの威力を持つ

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 ドジャースのワールドシリーズ連覇に向けて、一躍ブルペン陣の柱となった佐々木朗希。リリーフ起用後、復活を遂げた「令和の怪物」だが、その武器のひとつが「魔球」とまで呼ばれる変化球だ。その魔球こと「エグすぎるスプリット」の秘密を分析したレポート記事の短縮版をお届けします。

超一級品のスプリット…当初は苦しんだ「制球」

 今季からロサンゼルス・ドジャースに移籍した23歳・佐々木朗希の持つ最大の武器のひとつがスプリットである。

 佐々木のスプリットは、入団直後からMLB公式サイトが「極端な落差を生む」と驚嘆し、米スポーツの老舗専門メディア『Sports Illustrated』が「A+の評価に値する」と称賛したほどの超一級品だった。

 このスプリットは、49インチ(約124cm)もの極端な落差を見せることもあり、まさに"魔球"の名にふさわしい。しかし、魔球には代償があった。制御不能なら、ただの"扱いにくいボール"に過ぎないのだ。

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 実際デビュー戦以降、レギュラーシーズンの佐々木はスプリットのコントロールに苦しんでいた。初登板では15球を投じたものの、打者にスイングされたのはわずか2球。残りは見逃され、捕手がミットを大きくズラして捕球することもしばしばだった。

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督もシーズン前には「彼自身もスプリットがどこに落ちるか分かっていない」と述べている。

 だが、そこから佐々木はこの魔球を扱うために変化を見せた。デビュー当初50%台だった佐々木のストライク率は、その後は60%を超えるようになった。チームも佐々木について、スプリットやスライダーのゾーン内での有効性に焦点を当てるようになったのだ。

 結果的に佐々木はその"魔球"を支配下に置くことに成功した。リリーフに転向後のいまの佐々木にはゾーンを突く術、ストライク先行の制球力、そしてマウンドを支配する意志がある。

 では、老舗メディアをして「A+の評価」とまで言わしめた佐々木のスプリットは、一体何がスゴいのか。メジャーのエース級と比較しても「規格外な数字」とは一体、何なのか。――その詳細は、本編で描かれている。

<つづく>

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 この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。

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