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「朗希の頭を…大谷翔平がポンポン」クローザー佐々木朗希の完璧リリーフにドジャース熱狂…監督ニンマリ「4月と別投手」「ロウキに乾杯!」
posted2025/10/10 17:01
リリーフとして連夜の快投。佐々木朗希は今まさにドジャースの主役となっている
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Nanae Suzuki
「ロウキに乾杯!」も納得…魂の3イニング無失点
ドジャースがMLBポストシーズン、ナ・リーグ地区シリーズ第4戦、2-1のサヨナラ勝ちでフィリーズを下し、3勝1敗でリーグ優勝決定シリーズに駒を進めた。冒頭の言葉はシャンパンファイト時、テレビ中継でも拾われたデーブ・ロバーツ監督の言葉だ。それもそうだろう。第4戦では8回から延長10回まで登板し、強力打線フィリーズを9人パーフェクトに抑える好救援で流れを呼び込むなど、計3試合4.1回で無失点、2セーブの大活躍だったからだ。
クローザーとして大車輪の活躍を見せる背番号11。レギュラーシーズン終盤から急遽リリーフに回ったものの、ここまで6登板で7.1回無失点9奪三振と、苦しむ救援陣の救世主となった。今やドジャースタジアムに熱狂の「ロウキコール」が起きるほどの人気ぶりだ。
「ビビるみたいな感覚はなかった」
大谷が自分のことのように朗希の頭をポンポンと
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本来の剛球を取り戻した豪快なピッチング。チームメートも指揮官もその姿に喜んでいる。例えば大谷翔平だ。
マイナー登板を経てメジャー復帰、さらに佐々木にとって初のリリーフ登板となったダイヤモンドバックス戦は、3-1と2点リードはあるものの7回からというタフな登板だった。その状況ながら2奪三振の三者凡退に切り抜けると、大谷は佐々木の好投に拍手しつつ、ベンチに戻った佐々木の頭をポンポンとして自分のことのように喜んだ。
フィリーズ戦ではシュワーバーやハーパーといった強打者をねじ伏せたが――同じく強打者を封じたと言えば、レギュラーシーズン最終戦のマリナーズ戦である。

