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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
ドジャースブルペン陣は「奈落の底に落ちた」現地メディアも酷評…救世主は“あの”大型ルーキーの配置転換?「彼が重要な役割を担うかも…」
posted2025/09/21 06:04
9月に入り立て続けに衝撃的な救援失敗を犯したドジャースのクローザー、タナー・スコット。ポストシーズンに向け、ブルペンには不安が残る
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一野洋Hiroshi Ichino
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AFLO
ポストシーズン争いが佳境を迎えるメジャーリーグ。現在、昨季王者のドジャースが苦しむのが、ブルペン陣の不調だ。先発陣に駒が揃いつつあるだけに、救援の出来は今後のシーズンを左右する。そんな中で、現地メディアでは「ある選手」の名前が取り沙汰されているという。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
振り返ってみれば、2024年のロサンゼルス・ドジャースは、先発陣が崩壊状態だった。だが、そんな中でもブルペン陣の奮闘によってワールドシリーズを制した。
ところが翌2025年、構図は真逆となっている。
豪華な先発陣がシーズン終盤にかけてようやく整備されつつある一方、救援陣の不安定さがチームの「最大の弱点」として浮かび上がっているのだ。
安定感を欠くドジャースのブルペン
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米メディアはこぞって「ドジャースのブルペンが安定感を欠いている」と指摘する。チーム救援防御率はMLB全体4位だった昨年の3.53から4.28(日本時間9月19日時点)の同20位に沈み、9月11日~17日の7日間に限って言えば8.57にまで悪化した。
被安打と与四球が積み重なった結果を示すWHIPの悪化も顕著で、米メディアは「ランナーを背負えば崩れる悪循環に陥っている」と評した。
さらに9回を締めるクローザーが固定できず、勝ち試合を安心して見守れない状況が続いている。
7月下旬、ドジャースの地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は7対10で敗れた23日のミネソタ・ツインズ戦を「救援陣が制御不能に陥った夜」と描写した。

