「スエヨシは素晴らしい」高校アメリカ代表の監督・選手が絶賛した末吉良丞16歳…現地で名前が挙がった“日本人選手5人”「メジャーで一緒にプレーしたい」

　U-18野球W杯はアメリカが王座奪還に成功し、2連覇を狙った高校日本代表は銀メダルに終わった。

アメリカの怪物二刀流が驚いた2人

　大会MVPに輝いたアメリカのコールマン・ボスウィックは、日本との初戦（スーパーラウンド）では一塁を守り、リベンジに臨んだ決勝では先発のマウンドに上がったツーウェイプレイヤー（二刀流選手）だった。198cm、115kgという巨漢の3番打者は、マウンドでも150キロ台中盤のストレートを投げ込み、決勝では8連勝していた日本を完封した。

　無限大の可能性を持つ高校生とはいえ、将来は投手か打者のどちらかに専念するのか。将来の選択を迫られるのは日米共通かもしれない。しかし、あの男の存在がより頭を悩ませるのだ。もちろん、大谷翔平（ドジャース）の存在だ。

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「翔平は宇宙人のような、世界一の選手ですね、間違いなく。このレベルが高く、競争の激しい日本という国から翔平のような選手が生まれたことも納得できます。僕も彼のようにツーウェイでやれたらもう最高ですが……そう簡単に投手も野手もやれるものじゃない」

大会MVPに輝いたアメリカのコールマン・ボスウィック。198cm、115kgという巨漢の3番打者は、マウンドでも150キロ台中盤のストレートを投げ込む二刀流でもある ©Yuji Yanagawa

　日本でいえば高校2年生の世代にあたるボスウィックにとって、決勝で対戦した日本の投手陣で脅威に感じたのは、健大高崎の158キロ右腕・石垣元気だったという。

「回転数がすごいストレートを投げていた。あと、同世代の末吉（良丞、沖縄尚学2年）にも左腕として素晴らしい未来が待っていると思う。メジャーで一緒にプレーするのを楽しみにしています」

　スーパーラウンドで日本を苦しめたアメリカの先発左腕であるカーソン・ボールモンは、自身が降板したあと、タイブレーク（U−18W杯は7回制で8回からタイブレーク）の先頭打者として、3−1のカウントからファウルで7球粘って出塁し、日本の大量得点を呼び込んだ坂本慎太郎（関東一）こそが日本の打線の大きな特徴だと話した。

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