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「1600万円の赤字」からウナギ・サヤカが再出発…まさかのドーム屋外興行で見えた“らしさ”「(これまでは)ちょっと無理してた」「見たか朝倉未来!」 

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橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

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photograph byNorihiro Hashimoto

posted2025/08/09 17:20

「1600万円の赤字」からウナギ・サヤカが再出発…まさかのドーム屋外興行で見えた“らしさ”「(これまでは)ちょっと無理してた」「見たか朝倉未来!」<Number Web> photograph by Norihiro Hashimoto

「東京ドームシティ アトラクションズ バイキングゾーン芝生広場」で自主興行を開催したウナギ・サヤカ

「見たか朝倉未来!」

 会場の特性を活かし切ったという意味では、RIZINよりウナギのほうが上だったと言っていい。まあ何しろ、朝倉未来は会見中に絶叫マシーンには乗らないわけで。ついそんなことを言ったら、しっかり反応してみせるのもウナギらしさか。

「見たか朝倉未来! 必ずお前にたどり着くからな。嘘だと思ってるだろ。マジでやるからな。それがウナギ・サヤカだから。見とけよ」

 東京ドームでフリーのプロレスラーが自主興行をやるために、それこそ朝倉未来クラスの知名度がほしい。逆に言うと、フリーの女子プロレスラーでも朝倉未来クラスになれると本気で考えるのがウナギ・サヤカだということ。大手団体をクビになっても1600万の赤字を出しても、関わった全員を幸せにするという野望は消えない。手応えは今日この日、ドーム前の芝生広場で掴んだ。

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 すっかり夜になって取材が終わって、記者席で誰かが言った。

「楽しかったな。今年の夏はもう終わりでもいいよ(笑)」

 ウナギ・サヤカのプロレスは、マスコミにも夏を満喫させてくれたのだった。

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