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「新日本プロレス愛では劣るかもしれない。でも…」G1で“異彩を放つ”竹下幸之介の魅力とは?「明日も明後日も1年後も10年後も、オレが一番強い」

posted2025/08/13 11:05

 
「新日本プロレス愛では劣るかもしれない。でも…」G1で“異彩を放つ”竹下幸之介の魅力とは?「明日も明後日も1年後も10年後も、オレが一番強い」<Number Web> photograph by Essei Hara

フェイスロックで海野翔太を攻める“The Alpha”こと竹下幸之介(KONOSUKE TAKESHITA)。今、一番輝いている男だ

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原悦生

原悦生Essei Hara

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Essei Hara

 第35回を迎えた新日本プロレスの「夏男」決定リーグ戦、『G1 CLIMAX』(優勝決定戦は8月17日、有明アリーナ)はすでに大詰めを迎えている。

「台風の目」ゲイブが離脱し…Bブロックは大混戦に

 A、Bに分けられた2ブロックで3位までがトーナメントを戦う権利が与えられるが、Aブロックはすでに決まっていて、EVILが1位通過、2位がデビッド・フィンレー、3位が辻陽太だ。

 Bブロックは8月13日の1試合を残し、現時点では1位が勝ち点12でIWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.、2位タイの10点に、海野翔太、成田蓮、KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)が並んでいる。

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 13日の浜松大会でザックはYOSHI-HASHIと当たるが、手堅く勝利するだろうから勝ち点を14に伸ばして、そのまま1位通過が濃厚だ。

 海野はグレート-O-カーンと当たるが、勝ち点を伸ばして12にするだろう。

 その日のメインイベントで成田は竹下と当たる。成田が竹下に勝った場合は、成田は海野に勝っているので2位通過。竹下が勝った場合は海野と勝ち点12で並ぶが、直接対決で海野に負けているので3位通過となる。

 その結果、8月14日に後楽園ホールで行われる準決勝進出者決定戦は、フィンレーvs.竹下(あるいは海野)と成田(あるいは海野)vs.辻となるだろう。

 Aブロックは4敗してもトーナメントにコマを進めることができたが、Bブロックは4敗すればリーグ戦敗退だ。

 最も勢いが感じられ、台風の目だったゲイブ・キッドが開幕後のヒザの負傷の悪化により、初戦の竹下戦以外はすべて不戦敗となってしまい、全ての選手に勝ち点を供給してしまったため、Bブロックは混戦を極めた。だが3敗までが境界線だ。

 ゲイブは開幕戦の翌日に松葉杖姿で「歩けるようになったら戻ってくる」とリングで言って、途中からの復帰を目指していた。だが7月25日の大田区総合体育館まで待っても、ヒザは回復せずにドクターストップで無念のG1リタイアとなり、傷心のまま翌日には帰国してしまった。

【次ページ】 「竹下幸之介が光っていたG1」その魅力とは?

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