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「学力最下位のヤンキー校」から激変…“甲子園から消えた名門公立校”沖縄水産に復活の兆し「文武両道で何が悪い。バカにするな」熱血監督たちの挑戦 

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松永多佳倫

松永多佳倫Takarin Matsunaga

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posted2025/08/06 11:08

「学力最下位のヤンキー校」から激変…“甲子園から消えた名門公立校”沖縄水産に復活の兆し「文武両道で何が悪い。バカにするな」熱血監督たちの挑戦<Number Web> photograph by Takarin Matsunaga

沖縄水産野球部元監督の新垣隆夫。荒廃していた同校の立て直しに尽力した

 部活動を見てもバスケットボール部が県内で指折りの強豪校となり、高い実力を誇るカヌー部、世界チャンピオンの浜田剛史らを輩出している伝統のボクシング部など全国レベルの部活動が健全な学校生活を活性化させている。むしろ、かつての花形だった野球部だけが取り残されているといえるかもしれない。

強豪私学に対抗する“古くて新しい風”になれるか

 呉屋は沖縄水産での野球が、選手たちの人生において何かしらの支えになっていってほしいと願っている。同時に、あの名将・栽弘義がそうだったように、勝負にこだわる姿勢も捨てていない。

「僕は基礎のレベルを上げることにこだわります。きついトレーニングをたくさんやって、継続しても平気になったら、“普通”の基準が上がってくる。それは勉強も野球も一緒。現状、強いチームと沖水を比べると、絶対に強いチームの基準のほうが高い。それでは勝てない。選手たちには『うちは今、8:2でゲームをやってんだよ』と言っています。とにかく、すべての基準を上げていこうよ、と」

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 古豪・沖縄水産の復活は、オールドファンのみならず地域住民も強く待ち望んでいる。伝統の公立校が強豪私学に対抗する“古くて新しい風”になれば、県内の高校野球界は間違いなく盛り上がる。ユニフォームに刻まれた「沖水」の漢字二文字には、単なるロマン以上の何かが、今もたしかに息づいている。

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高校野球“消えた名門公立校”沖縄水産のナゾを追う「飲酒、喫煙は当たり前」超ヤンキー高校がなぜ甲子園の常連に?「賛否両論の名将」栽弘義の正体
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