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「カマダは良くないな」批判が激変…現地サポーターに聞いた、鎌田大地への“手のひら返し”「カマダは不用意なミスをした」→「今は別人みたい」 

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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posted2025/05/16 17:00

「カマダは良くないな」批判が激変…現地サポーターに聞いた、鎌田大地への“手のひら返し”「カマダは不用意なミスをした」→「今は別人みたい」<Number Web> photograph by Kosuke Tajima

クリスタルパレスのシーズンチケットホルダー、ロバート・サックリングさん(写真右)

「本当によくなった」と鎌田を高く評価する一方で、「チームにフィットするまで時間がかかった」と言う。

 ポールさんは、シーズン前半戦の鎌田について「苦戦していた」と指摘し、象徴的な試合として9月28日のエバートン戦を挙げた。この試合で鎌田は3−4−2−1のセントラルMFとして先発。チームは前半に先制し、「アウェイゲームながら良い流れで試合を進めていた」(ポールさん)という。

 しかし、後半に入り鎌田のパスミスから失点。「あれは本当に不用意なミスだった。ミスが失点につながり、試合の流れが変わってしまったんだ。最終的に逆転負けを喫した。カマダに対して批判の声がサポーターから出始めた」と明かす。

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 さらにポールさんは、11月9日にホームで行われたフラム戦で、こうした批判が強まったと語る。先発出場の鎌田は後半31分に危険なタックルで一発退場を命じられた。この時、0−1で相手がリード中。鎌田には一部の自軍サポーターからヤジが飛び、最終的にチームは0−2で敗れた。

「批判がカマダに悪影響していたかも…」

 しかしシーズン終盤に入り、サポーターの間で、鎌田への見方と評価が変わってきたという。ポールさんは言う。

「カマダは前節ノッティンガム・フォレスト戦でも先発し、堅実なプレーを見せた。周囲との相互理解も深まり、パスの精度が上がった。自信もついてきて、ドリブルでボールを運ぶ推進力も増したように感じる。今にして思えば、カマダには時間が必要だったのだろう。ドイツで長くプレーし、イタリアを経由してイングランドにやってきた。国もクラブも新しく、適応に時間がかかったのかもしれない。

 彼が苦しんでいる時に、我々サポーターから批判の声が上がった。ひょっとしたら、批判がカマダのプレーに悪影響を及ぼしていた可能性もある。ただ今は、すっかり落ち着いてプレーできている。誰もがカマダに期待している。来シーズンはもっと良くなると思う」

 前出のロバートさんも、鎌田の苦戦について「時間が解決してくれたように思う」と話す。30代のロバートさんは言葉を続ける。

【次ページ】 「来季のカマダはもっと良くなる」

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