大谷翔平の舞台裏:ドジャース異聞BACK NUMBER
大谷翔平の「幸せな寝不足」はどう受け止められている? 元阪神の2児の父メジャーリーガーはしみじみ「球場で何があっても、家に帰れば“パパ”なんだ」
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斎藤庸裕Nobuhiro Saito
photograph byGetty Images
posted2025/05/15 17:12

大谷翔平の「幸せな寝不足」問題、どう解決する?
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「球場で何があっても、家に帰れば“パパ”なんだ」
大谷は4月29日の本拠地マーリンズ戦後の囲み取材で、第1子を迎えられたことと、大きく変わった生活について心境を明かした。
「無事にまず生まれてきてくれて感謝してますし。寝不足気味でしたけど、心地のいい寝不足というか。幸せな寝不足だったので、球場でも動けていたかなと思います」
穏やかな表情で、ハッピー感が満載のコメントだった。PJも、元気にすくすくと育つ長男、長女の存在についてこう語った。
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「睡眠を取るのは本当に大変だけど、それでも幸せなことには変わりない。子どもたちは人生観を変えてくれる。たとえば、球場でどんなにいいことがあっても悪いことがあっても、彼らは気にしない。家に帰れば『パパ』なんだ。そういう風に、人生がより、楽しく感じられるよ」
シーズン162試合とポストシーズンを戦っていく上で睡眠マネジメントも必要だが、それはさておき、これまで以上の楽しみとともに、野球をプレーできることも大事なことだろう。生まれた直後は、快音が聞かれない試合も続いたが、5月になって状態が急激に上がった。少し間を置いて、「父親力」が後押ししているのかもしれない。

