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井上尚弥でも「満員にならない」ナゼ? 米識者が本音で語った“4年ぶりラスベガス決戦”「もう少しレベルの高い相手と…」「9月のMJ戦の後は…」
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杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byCreative 2/AFLO
posted2025/05/03 17:04
ラスベガスで公開イベントに出席した井上尚弥
イギリスのWBA世界フェザー級王者ニック・ボールは小柄ですが、面白い試合をするファイター。背の高い相手をボディ攻めで崩すことができるイノウエが、小柄で頑丈な選手の方に苦しんでも驚くべきではないのかもしれません。
イノウエ対カルデナスのセミファイナルで防衛戦を行うWBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサも興味深い選手です。ボールとは対照的な超長身選手で、世界の舞台で成長中。マニー・ロブレスという優れたトレーナーの指導を受けているのも心強いですね。エスピノサも自身がイノウエの近未来の対戦相手候補と考えているはずで、今週末は優れたパフォーマンスを見せてくれるのではないでしょうか。
「日本ボクシング史上最大の一戦かも」
そして、もちろん、来年に実現が期待されるジュント(WBC世界バンタム級王者・中谷潤人)との直接対決が楽しみなのは私も同じです。日本人同士の戦いとしては日本ボクシング史上最大の一戦かもしれません。
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私は2007年、川嶋勝重対クリスチャン・ミハレス戦、エドウィン・バレロ対ミチェル・ロサダ戦がダブルメインの興行を観るために来日して以来、一度も日本には行っていません。イノウエとジュントが激突すれば、久々に日本に飛ぶことになるのでしょう。そんなドリームシナリオを実現させるためにも、イノウエには好内容で勝ち続けてもらいたいものです。
〈つづき→挑戦者カルデナスの素顔編〉
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