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佐々木朗希をめぐるメジャー20球団以上の“争奪戦”…ドジャースを選んだ舞台ウラ「一生に一度の機会をかみしめて…非常に難しい決断でした」
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四竈衛Mamoru Shikama
photograph byNanae Suzuki
posted2025/03/25 17:00

東京ドームでのMLB開幕第2戦に先発し3回1失点に抑えたドジャース佐々木朗希。メジャー20球団以上が興味を示した23歳の逸材はなぜドジャースを選んだのか?
佐々木が語った「一生に一度の機会」とは?
年が明けた1月、再渡米した佐々木は、ブルージェイズ、パドレス、ドジャースの本拠地を訪れ、それぞれ「最終交渉」に臨んだ。ブルージェイズはボー・ビシェットら、パドレスはダルビッシュ、マニー・マチャド、ドジャースは大谷、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの「MVPトリオ」が同席するなど、各球団ともに工夫を凝らしたプレゼンテーションで佐々木へ誠意を伝えた。
1月23日の交渉期限が迫る17日、佐々木は自らのSNSを更新し、ドジャースへ移籍することを発表した。契約金は650万ドル(約10億円)、新背番号は、ミゲル・ロハスから譲り受けた「11」に決まった。発表後は、大本命ドジャースへの移籍に、ライバル球団の地元から、ため息交じりのコメントが相次いだ。
前日、イチロー氏の野球殿堂入りが発表された「吉日」を意図的に避けたかのように1月22日、ドジャースタジアムでの入団会見に臨んだ佐々木は、真新しいユニホームに袖を通すと、鋭い眼光で正面を見据え、自らの言葉で胸の内を明かした。
「自分が選手として一番成長できる場所を、純粋に選ぶことのできる一生に一度の機会をかみしめて、この1カ月を過ごしました。どの球団にもそれぞれ魅力を感じたので、その中から一つだけを選ぶというのは非常に難しい決断でした」
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