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「なぜ今なのか…理解に苦しむ」「驚きの決断だ」マリナーズ“電撃解雇”の藤浪晋太郎に“日本人が知らない”米メディアの「意外な評価」

posted2025/06/23 11:00

 
「なぜ今なのか…理解に苦しむ」「驚きの決断だ」マリナーズ“電撃解雇”の藤浪晋太郎に“日本人が知らない”米メディアの「意外な評価」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

シアトル・マリナーズ傘下のタコマを電撃解雇となった藤浪晋太郎。日本では厳しい論調も目立つが、米国では意外にもその離脱を惜しむ声も多い

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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 シアトル・マリナーズ傘下の藤浪晋太郎が、マイナー契約を解除され自由契約となった。同い年で現在はロサンゼルス・ドジャースで活躍する大谷翔平とともに、かつては世代を引っ張る「Wエース」だった藤浪。その厳しい現状を、現地メディアはどう報じたのか。「意外な本音」を聞いた。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》

 現地6月17日(日本時間18日)、シアトル・マリナーズ傘下の3Aタコマ・レイニアーズが藤浪晋太郎の契約解除を発表した。淡々としたリリースだったが、しかしそのニュースはアメリカのメディアに小さな波紋を広げた。

「マリナーズが驚きの決断──注目のベテラン救援投手をリリース」

 そう報じたのは『スポーツ・イラストレーテッド』だ。

米メディアは「なぜこのタイミングなのか」

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 記事では、藤浪がマイナーで18.2回を投げて24奪三振を記録しつつも、制球面に深刻な課題があることを指摘。「electric stuff(電光石火の球威)を備えているが、the control is a real concern(制球が大きな課題)」と明言されていた。

 また、米国で140年近い歴史を持つ老舗メディアである『スポーティング・ニュース』は「なぜこのタイミングなのか理解に苦しむ」と報じた。藤浪は5月以降、トリプルAで許した自責点はわずか1点で、明らかに復調の兆しを見せていた。

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