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選手一人一人に合わせた育成を実現する能力開発支援システム「iDEP」が、アプリとしてリリース。
posted2025/06/18 11:00

日本サッカー界で長年の課題となっている個の力を伸ばすため、Jリーグの多くのクラブが育成で取り入れているのが「IDP(Individual Development Plan)=個人の能力開発計画」だ。
IDPとは、個人の成長や能力開発のために、目標設定・アクションプラン・フィードバックを体系的に管理する教育メソッド。世界中で注目され、イングランドサッカー協会(FA)やアメリカNCAA大学スポーツで活用されている。
IDPの運用をデジタル化し、スタッフの負担を軽減
世界で高く評価されているIDPだが、コーチングスタッフにかかる負担が大きいため日本ではあまり活用されてこなかった。この欠点をカバーしてくれるのが、株式会社ICより6月18日にリリースされる、日本で唯一*IDPメソッドを活用した個人能力開発支援アプリ「iDEP」だ。
*当社調べ
「iDEP」はスマートフォン、タブレットで選手一人ひとりの育成プランを作成できるほか、ゲームレポートやフィジカルテストのデータまで一元管理が可能。規模の大小にかかわらずあらゆるチームでIDPの導入を可能にした。
JFAアカデミーでも導入、ユース世代の育成に活用
すでに「iDEP」を活用しているJFA(日本サッカー協会)・JFAアカデミーでユース育成ダイレクターを務める城和憲は、かねてからIDPに注目していたと語る。
「世界的に活用されているIDPをなんとか日本でも導入できないかなと考えていました。それが今回、『iDEP』の導入により、ようやく実現しました。今後はより細かく選手にフォーカスして、成長を促すことができると感じています」
「iDEP」アプリによって、IDPが日本各地のサッカーチームに広がっていくことにも期待を寄せる。
「選手の成長を最大化し、世界に送りだすことが、我々指導者の最大の責務です。IDPで発見した個性の重要性を全国に発信していくことで、IDPを活用した仲間が増えてくると、日本サッカー界自体がより良くなっていくと思っています」
JFA・JFAアカデミーの他、Jリーグのユースや部活の強豪校で導入が進む「iDEP」。今回のアプリによってサッカー以外の野球やバスケットボール、バレーボール、陸上競技など様々なスポーツ競技でIDPの活用が実現した。まずは「iDEP」アプリのダウンロードを!