「ウザイおじさんになってやろうと」織田信成（37歳）が明かすマツケンサンバ秘話…引退後の新たな野望とは？「40歳で4回転跳んで、ギネス申請」
 

「ここぞとばかりに、おじさんは横でジャンプをめちゃめちゃ跳びました。もはや朝早く起きるのなんで、年々楽になっていますからね（笑）」

　また4回転ジャンプも、4回転黎明期だった織田の世代に比べると、テクニックが格段に進歩した。

「今の時代の4回転トウループは、右足をいかに滑らせるかが大事なのですが、僕は右足が止まっちゃうクセがありました。羽生君はどうやって滑らせているか、鍵山君のように右足を（跳んだ後）180度くらい後ろに振るにはどうするか、イリア・マリニンは跳んでからの回転軸の置き方をどうやっているか。みんなの良い部分を見て、何か自分に活かせるかなと今でも研究しています」

“40歳で4回転ジャンプ”の野望

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　引退後も4回転の精度を上げて行こうとする37歳には、新たな野望もある。

「40歳で4回転ジャンプを跳んだ人って、見たことないと思うんです。技術が確立されているぶん、僕より下の世代は40歳での4回転は余裕かもしれない。だから僕が先に40歳になるので、先に跳んでギネス申請しておこう、って（笑）。何か爪痕残しておかないとね」

　永遠のスケート道を極めていく織田信成。3年後には「40歳での4回転」が見られるのか。その日を心待ちにしたい。

　その他にも動画インタビューでは以下のようなことを聞いている。

●現役復帰を志したワケ
●マツケンサンバの選曲理由と、なぜ自分で振り付けたか
●全日本選手権の演技中、“早着替え”の袖が出てこなかったハプニング
●国スポで友野一希選手との間に生まれた「男の会話」とは？
●カナダとロシアのコーチに学んできた織田さんが求める理想のスケート
●「パンにバターを塗るような」滑りに今も惚れる理由
●今でも滑り続けるモチベーションの根源

　取材の最後に織田さんはこう語りました。 「フィギュアスケートって、もっともっと楽しいんだよ！ というのを、引退してからも伝え続けていきたいです」 笑いあり、涙ありのロングインタビュー65分。ぜひ御覧ください。