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石川佳純の「あなたに会いたい」今回のゲスト高橋成美が明かした“りくりゅう金メダル名解説のヒミツ「ペア競技に向いているのはどんな人?」
posted2026/05/29 17:02
Number好評連載「石川佳純のあなたに会いたい」今回のゲストは高橋成美
text by

石井宏美Hiromi Ishii
photograph by
Wataru Sato
発売中のNumber1144号に掲載の[石川佳純のあなたに会いたい]高橋成美「次の目標はスポーツ庁の長官です」より内容を一部抜粋してお届けします。
言語化する能力が素晴らしい
石川 2月のミラノ・コルティナオリンピックでは高橋さんの名解説も話題になりましたね。その後も多忙な日々を過ごしていらっしゃるんじゃないですか?
高橋 そうですね、りくりゅう(三浦璃来×木原龍一)ペアの演技の素晴らしさをあらためて解説する機会を多くいただきました。最近はバラエティ番組を中心に、以前よりもしゃべるお仕事が増えましたね。
石川 フィギュアスケート素人の私でも理解できるくらい、高橋さんの解説はすごく分かりやすいです! 言語化する能力が本当に素晴らしいなといつも拝見しています。
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高橋 ペア競技は長い間、国際試合で活躍しても日本ではニュースで取り上げられる機会が少なく、認知度も低かったんです。だから私は小学6年生の時にペアに転向してから、日常的にペアがどんな競技なのかを周りに伝えていました。その積み重ねで伝えることが上手になったのかも。
殻を破る解説にチャレンジしたい
石川 たとえばペアにはリフトにもいろいろな種類がありますよね。どうすればああいう技ができるのか……一般の方はよく分からないことが多いと思います。それをよりわかりやすく伝えるために事前にどんな準備をしているのか、すごく気になります。
高橋 普段からいろんな国の解説を聞いたりしていますね。日本は実況と解説がいるスタイルですが、国によって本当に千差万別なんですよ。例えば、ロシアはつぶやくような解説で、アメリカはリアクションが大きくてエンタメ性に富んでいる。私はさまざまな国のエッセンスを取り入れながら、今までにはない、殻を破るような解説にチャレンジしたいんです。これまでのやり方や枠にとらわれないこと、それはいつも意識しています。
石川 大学も名門の慶應義塾大学総合政策学部で学ばれて、競技と学業を両立されてきました。そうした経験がキャリアに生きているなと感じることはありますか。
高橋 多角的な視点で物事を見る癖がついたかもしれません。いろんなことに全力で向き合うなかでヒントを見つけながら、前に進んできましたけど、それは現役を引退した後も同じで。新しい課題や目標を見つけると、人とは違った視点からそれをクリアするヒントを探そうとしますね。
石川 もともと性格的にそういうタイプだったのか、それとも何かきっかけがあってそういう考えになったのでしょうか?


