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大谷翔平“結婚発表”から1年…ドジャース記者が振り返る“妻・真美子さん”「何千万ドル稼ぐ夫を持つ女性としては…」米国人が感心した“30ドルのバッグ”

posted2025/02/27 11:01

 
大谷翔平“結婚発表”から1年…ドジャース記者が振り返る“妻・真美子さん”「何千万ドル稼ぐ夫を持つ女性としては…」米国人が感心した“30ドルのバッグ”<Number Web> photograph by Getty Images

2024年12月、NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦する大谷翔平と真美子さん

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ビル・ブランケット

ビル・ブランケットBill Plunkett

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本稿は、ロサンゼルス・ドジャースの番記者を務めるビル・プランケット記者が2024年の激闘を振り返った、著書『SHO-TIME3.0 大谷翔平 新天地でつかんだワールドシリーズ初制覇』(訳・タカ大丸、徳間書店刊)の抜粋した記事です。

 2月が終わろうとしていたころ、球場外からさらに大きなニュースが飛び込んできた。大谷は自身のインスタグラムアカウントで結婚を発表し、すべての人を驚かせた。

〈友人とファンのみなさま、本日は重大なお知らせがあります〉

 から文面が始まっていた。

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〈私はドジャースでキャリアの新しい一章を始めたのみならず、同じく日本出身の私にとって特別な存在にあたる方と新しい人生を歩み始めることになりました。この場を借りて結婚したことを報告いたします。今後どうなるか楽しみですし、変わらぬ応援を感謝申し上げます〉

 結婚に関して、大谷はまったく詳細を明かしておらず、日本の報道陣にとっても完全にノーマークだった。当然このニュースは、すぐさま日本のすべてのテレビでトップニュースとして扱われることになった。

マスコミは躍起に「お相手はどんな人?」

「本人と花嫁さんを心から祝福するよ」

 ロバーツ監督がコメントを出したが、この一報は大谷のチームメイト一同にとっても驚きのようだった。

「われわれにとってもサプライズだったから、結婚式の贈り物を考える時間もまだないな」

 キャメルバック・ランチで取材に応じることを了承したが、大谷は秘密主義を貫き、妻の名前を明かすことは拒んだ。彼は通訳を通じてこう答えた。

「日本人の方ですね。入籍日はとくに言わなくていいかなと思っているので。いたって普通の人っていうか、普通の日本人の人です」

 大谷によると、妻とは3~4年ほど前に知り合い、2023年に婚約したという。だが、入籍の日などについての詳細についてふれるのは避けた。こう大谷が口を開いた。

「今ならシーズン前ですから、報告するにはいいタイミングかなと思いましたので。シーズンが始まったらいかなる雑音も入れたくないので。本当はもう少し早めに報告したかったのですが、いろいろと書類上の手続きに時間がかかって遅くなってしまいました」

「普通の日本人の女性」としか大谷本人が言わないので、必然的にいちばんの関心事の判明が遅れることになった。報道陣は躍起になって、新妻の正体を明かそうとした。

【次ページ】 早稲田大学、富士通レッドウェーブで活躍

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