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「マリーゴールドのスーパールーキー」山岡聖怜18歳とは何者か?「自分を過大評価していました」試合後に涙…高校生プロレスラーの素顔《特別グラビア》 

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原悦生

原悦生Essei Hara

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posted2025/02/15 18:00

「マリーゴールドのスーパールーキー」山岡聖怜18歳とは何者か?「自分を過大評価していました」試合後に涙…高校生プロレスラーの素顔《特別グラビア》<Number Web> photograph by Essei Hara

「マリーゴールドのスーパールーキー」とプロレス界の注目を集める山岡聖怜。18歳の現役高校生レスラーでもある

デビュー戦後の涙「自分を過大評価していました」

 デビュー戦は各メディアで大きく取り上げられたが、山岡は落ち込み過ぎて何も見られなかったという。

「試合が終わってから、ずっと泣いてました。打ち上げでも泣いてました。ジュリアさんには『よかったよ』って言われたんですけど……。私は自分を過大評価していましたね。自分がこのくらいというのがわかりました。もっと頑張ろう。もっとやらなきゃ」

 15分の時間切れと、自ら希望した延長戦を合わせて、22分14秒を山岡は戦った。

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「自分からしたら試合時間は短かった。あっという間に終わっちゃいました。でも、あとで動画を見ていたら意外としていたんだなあ。負けちゃいましたけれど、延長戦お願いしてよかった。あのままじゃ終われないでしょう」

 山岡はMIRAIの2発目のラリアットに沈んだ。「痛かったけど、次は勝ちたいって強く思いました」と敗北の味を噛み締めた。

「デビュー戦負けちゃった。でも、プロレスがもっともっと好きになっちゃった。近い将来、私は(本物の)プロになってやる。めちゃ負けて悔しい。これからもっともっと強くなって、この借りを返したい」

 試合を終えた山岡は記者たちに囲まれて、泣きながらそう言っていた。

<続く>

#2に続く
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