- #1
- #2
プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
「マリーゴールドのスーパールーキー」山岡聖怜18歳とは何者か?「自分を過大評価していました」試合後に涙…高校生プロレスラーの素顔《特別グラビア》
text by

原悦生Essei Hara
photograph byEssei Hara
posted2025/02/15 18:00

「マリーゴールドのスーパールーキー」とプロレス界の注目を集める山岡聖怜。18歳の現役高校生レスラーでもある
「レスリング、面白いです。練習見て、面白いと思った。チームが楽しそうだったので。小4の時、ちょうど学校がすごく荒れている時期だから、余計じゃないですか。格好いいものに惹かれました。自分で言うのもなんですが、体幹はよかったかな。ウェイクボードでは全国2位とかだったんで。体幹、バランスはあったと思います」
グラビアアイドルの姉と、愛犬との生活
「レスリングは楽しい。お姉ちゃんは一回辞めてまた始めたので、たぶん私より3、4年経験は少ない。姉と試合はしないけれど、練習のスパーリング相手。姉というだけで負けちゃいます。気持ちで負けちゃう。やりにくいです。お兄ちゃんは、強かったかなあ。何回か組み合ったことはありますが、体格差があったので、本気じゃないです」
姉の山岡雅弥は2021年のミスヤングマガジンを受賞したグラビアアイドルだ。一度だけ、姉と一緒にグラビアの仕事をしたことがある。
ADVERTISEMENT
「豆柴2匹飼っています。普通の豆柴と長毛の豆柴。名前は毛が短い方がオスでダイズ(大豆)。長い方がメスでアズキ(小豆)。散歩はいっしょに住んでいる姉と交替制。両方いない時は実家に預けます。姉と寝ている時はありますが、リビング挟んで部屋のドアを閉じているので、朝起こされたりはしません。犬に引っ張られて、私が散歩させられてますね。自分のためにもなってますけど」
アマチュア時代の山岡の成績は2019年、ジュニアクイーンズカップ(中学生)フリースタイルの39キロ級5位。同年、全国中学選抜選手権フリースタイル42キロ級5位。21年、全国中学選抜選手権フリースタイル54キロ級2位。22年、ジュニアクイーンズカップ(U17)フリースタイル49キロ級4位。
山岡は中学3年生の終わりに東京に出てきた。そしてレスリングをするためにスポーツ推薦で高校に入った。今は姉と都内で暮らしている。
「楽しいから、全国目指して、そしてオリンピック行けたらいいなあって。でも、なかなか難しいですよね。いろんな壁がありました。勝てないけれど、いつか勝てるようになりたいと思いました。ライバル……絶対その人に負けたくないって人も。だから、ずっと筋トレとか練習をしていた」