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「結婚しよう。ブラジルで貴女を支える」“交際0日”柔道指導者の恋人にプロポーズ…「私も夫も金メダルに号泣」藤井裕子夫妻のスゴい人生 

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沢田啓明

沢田啓明Hiroaki Sawada

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photograph byHiroaki Sawada

posted2025/01/30 06:01

「結婚しよう。ブラジルで貴女を支える」“交際0日”柔道指導者の恋人にプロポーズ…「私も夫も金メダルに号泣」藤井裕子夫妻のスゴい人生<Number Web> photograph by Hiroaki Sawada

ブラジルで12年間を過ごした藤井裕子・陽樹夫婦に柔道指導の日々と私生活を聞いた

「フットボール王国と呼ばれるだけあって、ブラジルのフットボール人気は凄まじいですし、競技人口も多い。国技をプレーすることで、ブラジル人たちと深く触れ合うことができました。生きた言葉を学びつつ、メンタリティーを理解していった。多くの友人ができたことを含め、大きな財産となりましたね」

群馬の実家が築173年の茅葺屋根の家で…

――これから日本でやりたいことは?

「ブラジルではずっと主夫でしたが、日本では子育てに関しても周囲のサポートが期待できることになり、今度は自分もしっかり仕事をしたい。教員復帰や健康分野で働くことも考えましたが、当面、電気設備の保安と点検を行なう電気主任技術者の国家資格を取得し、この分野で働くつもりで準備をしています」

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――生活の本拠はどちらになるのですか?

「群馬県沼田市です。母方の実家が築173年の茅葺屋根の家で、周囲は自然豊か。子供を育てるには、素晴らしい環境です。ただ、職人さんが減っているため、家を維持するのは大変。細かなメンテナンスが必要な他、30年から40年に一度、茅をふき替える必要があって約2000万円の経費がかかる。ただ、妻とも相談した上でこの家を守ることを決めたので、しっかり働いてしっかり稼ごうと思っています」

――へええ、それは驚きました。お宅の周囲にも茅葺の家はあるのですか?
〈つづく〉

#3に続く
「帰国後は築173年、夫の実家に」1男2女出産と柔道指導…藤井裕子一家のブラジル生活12年は幸せだった「できれば、もっといたかったな」
この連載の一覧を見る(#1〜3)

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