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「西武1位は“まさか”の野手ではなく…?」「中日2位は“颯爽と現れた”地元の高卒スラッガー」ドラフト全指名予想《西武・中日・オリ編》
posted2024/10/23 11:20
text by
安倍昌彦Masahiko Abe
photograph by
Hideki Sugiyama
「ひとりドラフト」とは、私自身が<12球団>の代表者になったつもりで、実際のチーム事情とチーム作りを考え合わせながら、実際にドラフト候補選手たちを指名して、ひとりで勝手に「ドラフト会議」を行なってしまう。そういうドラフト・シミュレーションです。
その結果を、この「NumberWeb」のサイトで披露させていただいて、今年で6年目。おかげさまで、恒例の企画になりつつあります。
この1年間、野球の現場で取材を続け、選手側の関係者たち、プロ側のスカウトの方たちから聞き取った内容の<集大成>です。
指名方法は実際のドラフトと同じ。但し、1位の「指名重複→抽選」は例年通り、厳正な「あみだクジ」で決定されます。そのへんが、「私製ドラフト」とご諒解願えれば……と思います。
球団ごとの現実を踏まえた「リアル・フィクション」
2位からはウェーバー制で、最下位のチームから指名が始まり、最後はセ・リーグ優勝の巨人になりますが、巨人は2位指名したあと、折り返しで3位指名を行ないます。
昨年がセ・リーグ(中日)からの2位指名でしたから、今年はパ・リーグ(西武)からのスタートになります。
指名の対象となる選手は、高校生・大学生は「プロ野球志望届」が提出されている選手。社会人については、知るかぎり「プロ志望」を打ち出している選手たちの中から指名しました。
各球団の指名リストの後に、その理由や背景を記しました。これも、この1年間の球団の動向と関係者への取材に基づいたものです。「ひとりドラフト」はあくまでもフィクションですが、その内容は極力現実を踏まえて考察した「超リアルフィクション」になっています。
今回も、実際の指名順に沿って3球団分ずつ、4回に分けてご披露します【全4回の1回目/#2、#3、#4へ続く】。
さあ今年も、ひと足早く、「2024ドラフト会議」の会場へ! リアルな雰囲気を味わってください。
(※ちなみに世にいう「外れ1位」という表現は、当該選手に対してこれ以上ない失礼な表現ですので、例年と同様「繰り上げ1位」という表記を使わせていただきます。年齢はすべての選手について、ドラフト当日の満年齢で統一しております。)