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「オオタニに驚いたのは…」ベッツもフリーマンもロバーツ監督もドジャース加入前から“大谷翔平に夢中”「もっと知りたい」「ファンの気持ちだ」
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2024/09/24 06:02
圧倒的なハイパフォーマンスを見せる大谷翔平。ベッツやフリーマン、ロバーツ監督はドジャース加入前から熱視線を送っていた
6月21日のドジャース戦、この日の先発投手は大谷だった。敗戦投手にこそなったものの、7回5安打1失点12三振を奪う快投を見せ、フォーシームの最速は100.3マイル(約161キロ)を計測するなど、力勝負でベッツやフリーマンらが並ぶ打線に立ち向かった。
このピッチング内容に表情を崩したのは当時エンゼルスの監督だったフィル・ネビン以上に……敵将のロバーツ監督だったようだ。
「我々の打線を圧倒し100マイル(約161キロ)を投げる。その攻め方が大好きだ」
なお冒頭に挙げたロッキーズ戦での劇的サヨナラ勝利後、『スポーツニッポン』で日本ハム時代から大谷を取材し、NumberWebにも寄稿する柳原直之記者によると、ロバーツ監督はこう話したという。
〈彼らがやってきてくれたことは、簡単なことではない。彼らが見せた感情は本物で、見ていてうれしかった。ありがとう〉
ロバーツ監督は今季でドジャースの指揮を執って9年目。来季の去就についての現地報道も流れる中、圧倒的なスピードとパワーの大谷、勝負強さと内外野・打席ごとのオールマイティさを兼備するベッツという両スーパースターの活躍には、感謝してもしきれないだろう。
パドレスとの首位攻防戦でも大谷は輝くか
MVPトリオの活躍で、敗戦寸前からの逆転勝ちを飾ったドジャースは、現地時間24日からレギュラーシーズンの天王山を迎える。3ゲーム差の2位パドレスとの3連戦でドジャースが勝ち越せばナ・リーグ西地区優勝が決まる一方で、3連敗すれば首位転落の窮地となる。そんな“ヒリヒリする”大一番で、大谷のバットと俊足、そしてベッツとフリーマンはどんな輝きを見せるか――。
〈大谷翔平50-50特集:つづく〉