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「試合前…笑顔だったのに」久保建英“怒りのゴラッソ物議パフォ”長年追うカメラマンが間近で見た全事実「仲間は振り払われてもハグ」
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2024/08/27 17:51
24-25シーズンの初得点はゴラッソとなった久保建英。直後のパフォーマンスを含めて間近で撮ったカメラマンが見た“全事実”とは
久保にとって幸いだったのは、仲間への敬意を欠くと取られかねない行動だったにも関わらず、一度は振り払われたスビメンディ、アリツがしっかりと久保を追いかけて抱きしめてくれたことだった。スビメンディには、この夏の移籍も噂されていただけに――彼の残留は良き理解者として久保の助けになってくれるだろう。
それでも久保の表情は晴れなかった。
自身のゴールで勝利を得た後、相手とのユニホーム交換には応じたものの、アウェイに駆けつけたサポーターへ挨拶に向かう仲間とは別に、早々とロッカーに引き上げてしまった。
先発落ちへのものだったのか、途中出場に関しての采配、もしくは不甲斐ない戦いを見せる仲間への、はたまた相手サポーターへのパフォーマンスだったとも取れなくはないが……。
怒りの源は謎に包まれたままだが――久保の怒りがソシエダに今季初勝利をもたらしたことは、変わらない事実である。次節は中3日でのアラベス戦が控えており、久保の起用法にも注目が集まる。
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