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「コウキは他選手のお手本になる」なぜパリ五輪代表FW斉藤光毅はマンCスタッフから“ケガ中に”絶賛されたか…日本人トレーナーが知るウラ話

posted2024/08/24 11:04

 
「コウキは他選手のお手本になる」なぜパリ五輪代表FW斉藤光毅はマンCスタッフから“ケガ中に”絶賛されたか…日本人トレーナーが知るウラ話<Number Web> photograph by Takuya Kaneko/JMPA

パリ五輪パラグアイ戦での三戸舜介と斉藤光毅。昨季はスパルタでもともに戦った彼ら2人をよく知る日本人トレーナーに話を聞いた

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了戒美子

了戒美子Yoshiko Ryokai

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Takuya Kaneko/JMPA

 大岩ジャパンにとってのパリ五輪は、三戸舜介のゴールで幕を開けた。その後パラグアイが退場者を出したことも手伝って、日本は大量5得点を決める幸先の良いスタートとなった。

 そのパラグアイ戦で、存在感を見せたのは三戸と、同じオランダのスパルタ・ロッテルダムでプレーした斉藤光毅のコンビだった。63分、三戸が決めたこの日の2点目は斉藤のアシストによるもので、69分に山本理仁が決めた3点目も斉藤のお膳立てによるものであり、2人のコンビネーションがチームの強みになるのでは、と感じさせるものだった。

 2戦目以降は連係が上手くいく場面がなかなか生まれなかった。しかしパラグアイ戦翌日の練習では、テレビから斉藤、三戸の2ショットでのインタビューが行われ、ともに小柄でどこか似た雰囲気の2人の笑顔は取材現場を和ませる一幕もあった。

 昨シーズンまで2人が同時に所属したスパルタ・ロッテルダムでは、日本人のフィジカルコーチ相良浩平氏(フィジカルパフォーマンスコーチ)が、クラブのフィジカル部門の責任者を務めている。斉藤とは2シーズン、三戸とは半年スパルタでともに過ごし、彼ら2人を熟知している相良氏はどのように五輪を見たのか、話を聞いた。〈全2回の第1回〉

光毅はもっとできる、三戸ちゃんは中盤もできるとは

――プレシーズンでお忙しい時期だったと思いますが、パリ五輪はご覧になりましたか?

「時間帯も夜とかだったんで全部見ました。最後の試合だけ最初の15分がちょっと見れなかったんですけど」

――やはり2人に注目しましたか?

「そうですね、どうしても注目して観てしまいますね。(現在はスパルタの所属ではない斉藤)光毅ももちろんそうだけど、三戸(舜介)ちゃんは自分のチームの選手なので」

――彼らのパフォーマンス、どのようにご覧になりましたか?

【次ページ】 光毅は移籍先が決まってくる、難しい期間だったから

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