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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「最初は金髪でチャラいと思いきや」パリ五輪代表FW三戸舜介の不思議な魅力…「斉藤光毅の1つ下ですがイジったり」スパルタ日本人トレーナーは見た
posted2024/08/24 11:05
text by
了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph by
ANP Photo/AFLO
パリ五輪の男子サッカー日本代表、斉藤光毅と三戸舜介はアタッカーとして奮闘した。23-24シーズンまでオランダのスパルタ・ロッテルダムでもチームメートとして戦ったわけだが、彼らをサポートしたのが同クラブでフィジカルパフォーマンスコーチを務める相良浩平氏だ。
パリ五輪世代の主力として期待がかかる中で、斉藤は昨秋にケガを負い、三戸は新たな挑戦の場としてスパルタを選び、レギュラー争いに挑んだ。それぞれの境遇、そして彼らの素顔について、相良氏はどう感じていたのだろうか。〈全2回の第2回〉
光毅の最終的な夢はCL決勝で点を取ること
――斉藤選手は、負傷からリハビリの時点で五輪は視野にあったのですか?
「そうですね。ウィンターブレーク明けから徐々にコンディションを上げて、シーズン終了前までにパフォーマンスを戻す。そしてオリンピックの代表に選ばれるという逆算はしていました。五輪メンバーに選ばれるという意味でも怪我からの復帰は大事だと思いますし、彼の移籍を考えても復帰、活躍しなきゃいけないというのはありました。本人にも焦りは絶対あったんだろうなとは思うんですけど、一方で再発したくない、怪我はしたくないというせめぎ合いはあったかと思うんですね」
――五輪は斉藤選手にとって大きな目標だったのでしょうか?
「もちろん日本代表として試合に出るっていうことは、本人としても一つの目標だったと思います。ただ本人は最終的な夢はチャンピオンズリーグの決勝で点を取ること、とずっと言ってるので、そこに向かっていく道筋の中の1つに、オリンピックがあったかなとは思います」
アジア最終予選、2人の代表未招集については…
――4~5月にかけてのアジア最終予選については“行きたいとクラブに言ったけれど行かせてもらえなかった”というニュアンスで話していましたが、クラブではどのような感じでした?
「予選のときはチーム事情もありました。僕らも選手層が厚いチームじゃないので、光毅と三戸ちゃん、どっちか1人が代表に行くっていうのはなかなか難しいんです。(戦術的にも)2人とも行くか、2人とも行かないかの選択で、やっぱりクラブとしては許可できないと。