テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER

「父もショウヘイの大ファン」大谷翔平が1年前の球宴でくれたバットを…対戦相手とロバーツ監督のウラ話「ジョーダンやウッズのようだ」 

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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posted2024/07/19 17:01

「父もショウヘイの大ファン」大谷翔平が1年前の球宴でくれたバットを…対戦相手とロバーツ監督のウラ話「ジョーダンやウッズのようだ」<Number Web> photograph by JIJI PRESS

野球殿堂博物館の企画展に関する記者会見に出席した(左から)ドジャースのロバーツ監督、山本由伸と大谷翔平

「今日は特別で、なおさら(日本人ファンが)多い印象。打てたこともそうだし、何より勝ったことも良かった」とは大谷。母が日本人で沖縄生まれのロバーツ監督も「日本からたくさんの人が集まった中で、彼は大活躍した」と感慨深げだった。

「ヘリテージ」は「遺産」の意味もあるが、大谷はもはや日本を飛び越えて世界の宝。指揮官も「何かが起きるだろうと期待すると、必ず起こる。翔平はマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズのような選手。物語のような選手だ」と称えた。

HR不参加に「彼一人がMLBを背負う必要はない」

 また、大谷はこの試合後の囲み取材で、オールスター戦前日の本塁打競争に参加しない意向を表明した。

 大リーグ機構からオファーが届き、選手の負担軽減を目的にした新ルールも発表されたが「おそらく出ない方向で進むんじゃないかなと思う」と説明した。

 最大の理由は昨年9月に手術を受けた右肘。「リハビリもあるので、なかなか(スイング数など)ボリュームも多いですし」と来季の投打二刀流での完全復活を最優先した。

 リハビリ中でなければ参加可能だったと明かしたロバーツ監督は「彼がドジャースに来た理由は優勝するため。彼一人がMLBを背負う必要ない」と強調した。

大谷大好きペルドモが「二塁でいろいろ話した」こと

《7月3日 VSダイヤモンドバックス(ドジャースタジアム) ●4−12》

 ドジャースの試合前練習が終わると、通常は記者席に戻って作業や試合前の食事を済ませる。だが、この日はダイヤモンドバックスの練習が終わるまで“お目当て”の選手をグラウンドで待った。

 その選手とは、24歳の遊撃手ペルドモである。

 2日の初回、投手交代時に二塁走者の大谷に近づき、談笑。大谷も後ろに手を組んで、顔を近づけて柔和な表情で会話を楽しんでいた。それについてペルドモ本人に聞いてみると……。

「二塁ベースに大谷が来た時に笑っていろいろ話した。僕のことを“バカ”か“アホタレ”のどっちで呼んでみたい?”って聞いたんだ。彼は“バカ”と言った(笑)」

 やり取り自体に深い意味はないだろうが、ペルドモの人懐っこい笑顔が大谷の関心をひきつけたに違いない。

バットは実家に飾ってるよ。僕の父もショウヘイの…

 また、ダイヤモンドバックスには通算2062安打の元中日・谷沢健一氏の娘である谷沢順子トレーナーが在籍していることもあり、ペルドモは大谷に「彼女のお父さんのことを知っているか?」とも質問したという。

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