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「妻も幅広く…」新婚・町田浩樹26歳が語る“起業と日本代表DF”の二刀流「英語の契約書チェック」「最近は“マチなら大丈夫だろう”と」 

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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photograph byShigeki Yamamoto

posted2024/07/14 11:07

「妻も幅広く…」新婚・町田浩樹26歳が語る“起業と日本代表DF”の二刀流「英語の契約書チェック」「最近は“マチなら大丈夫だろう”と」<Number Web> photograph by Shigeki Yamamoto

日本代表DFの町田浩樹。結婚発表翌日のタイミングでインタビューに応じてくれた

 この1年を振り返ると、9月に日本代表デビューを果たし、今ではDFの定位置をめぐってチームメイトと日本史上最高レベルのレギュラー争いを繰り広げるまでになった。

 しかし、今年のアジアカップでは、最終戦となった準々決勝のイラン戦で、最後までピッチに立つ機会を得られなかった。

 練習からそれなりの手応えもあったし、その前の2試合では安定したパフォーマンスを披露していた。クラブレベルでも、アジアカップのおよそ1年前に行なわれたELのレバークーゼン戦では、イランのエースストライカーであるアズムンが途中出場してきたが、しっかり対応できた感覚があった。「アズムンとはいつかアジアで戦うことになるはずだ」と意識しながらプレーしていた。

 あれから時間が経った今、町田はこう振り返る。

「感じたのは悔しさというより、歯がゆさというか。ピッチに立たないと何もできないので。ただ、あの状況で、自分をピッチに立たせるという選択肢が監督の頭になかったということですから。自分は、まだまだ、だったなと……。信頼が足りなかったということですよ」

 ピッチに立った者には悔しさが残った。それとともに、1分もピッチに立てない者として、直接チームの役に立てない無力さや歯がゆさを覚えた。

森保監督やコーチが「マチなら大丈夫だろう」と

 苦い経験をさらなる成長のためのモチベーションに変えているわけだが、あの大会以降は変化も感じている。

「アジアカップのときは『コイツをこの場面で使うのは怖いな』と考えられていたのだと思います。でも、最近は『マチなら大丈夫だろう』と森保監督やコーチのみなさんが思い始めてくれているのではないかとも感じていて。何か明確なキッカケがあったわけではないですけど、雰囲気などから感じ取れるものがあるというか。

 なんだろうな……。練習での序列とかもあるかもしれないですね。今まではずっとサブ組にしかいなかったのに、たまに、スタメン組に入るとか。そういう変化はあるかもしれないです」

 この1年で、代表デビューを果たし、そこから出場試合数も10まで伸ばした。プレーの精度も上がったし、最先端のサッカーについて学んだ。この1年で、周囲にそう思わせるだけのものは積み上げてきたという自負がある。

 そして、日本にいたときに置き忘れてきたものも……。

つづく

#3に続く
「(内田)篤人さんの“SB絞りすぎるな論”、よくわかります」日本代表DF町田浩樹の守備哲学が面白い「欧州に来てからもずっと鹿島の…」

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