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大谷翔平の衝撃ホームランは特大弾だけじゃない…「ウソだろ?」「悔しい」“完封直後に2打席連発、片ひざ片手弾”に相手も周囲もボウ然 

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posted2024/06/26 17:05

大谷翔平の衝撃ホームランは特大弾だけじゃない…「ウソだろ?」「悔しい」“完封直後に2打席連発、片ひざ片手弾”に相手も周囲もボウ然<Number Web> photograph by JIJI PRESS

24号本塁打を放った大谷翔平。2024年6月、これで10本目のアーチとなったが……驚愕の一撃は過去に何度もあった

 ゴセットが投じた3球目の151kmのツーシームを強振すると、エンゼルスタジアム名物のセンター方向にある岩山「ロックパイル」へと向かい、そこに流れる滝へと飛び込む特大ホームランとなった。

 飛距離にして136.9m、打球速度は180.9km。

「ウソだろ……」

 試合中継を担当していたテレビ局の実況アナウンサーも絶句するほかなかったという。

 この試合後、大谷は囲み取材でホームランに対する意識についてこのように話していた。

「ツーベースを基準にして、その延長がホームランであったり、打ち損じがヒットであったりという考え方なので、ホームランを基準にはしていないですね」

 ただそれと同時に「数多くは打ちたいと思っていますね」と、ひと振りで即チームの得点に繋がる一発の価値についても語っていた。

Wヘッダーで完封勝利だけでもスゴいのに

<名言2>
(大谷は)運動量が多い一日だった。
(フィル・ネビン/NumberWeb 2023年7月31日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/858251

◇解説◇
 大谷のホームランと言えばメジャーでも屈指のスピードで放たれた打球が、凄まじい飛距離を叩き出してスタンドインする――という豪快さで、見る者を魅了する。しかし彼の魅力は数値以外のところにも表れる。

 象徴的だったのが、2023年7月27日のデトロイト・タイガース戦だった。

 前日の試合が雨天順延となってダブルヘッダーとなった中で……大谷は投手としての調整上、当初の予定から1日前倒しで先発登板することになった。その第1試合で大谷は敵地ながらタイガース打線を完璧に封じ、9回1安打111球でメジャー初完封を飾った。

第1試合終了後から1時間と経たないうちの衝撃弾

 ダブルヘッダーであることを踏まえれば、1人でマウンドを守りきるだけでもリリーフ陣への負担軽減を果たしたといえる中で、大谷は第1試合終了から1時間と経たないうちに、第2試合でも凄まじい活躍を見せる。

【次ページ】 衝撃の片ヒザ片手弾を打たれた投手の「悔しさ」

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