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[チャンドラー社製バットの秘密]家具職人が生み出す“硬さ”
posted2024/06/27 09:00
宇野社長は大学時代は選手としてプレーし、社会人野球で監督などを歴任。現在は株式会社エスアールエス代表で、チャンドラー社の輸入総代理店を務める
text by

熊崎敬Takashi Kumazaki
photograph by
Nanae Suzuki / Miki Fukano
昨季、大谷が日本選手初の本塁打王に輝き、注目を浴びることになったチャンドラー社製のバット。大谷の新しい相棒はどんな“顔”を持つのか。日本の輸入総代理店の代表を務める宇野さんに聞いた。
昨年2月のエンゼルス・スプリングキャンプ。ケージから豪快に打球を飛ばす大谷翔平の映像を見て、宇野誠一さんは思わず目を見開いた。
「え? これはもしかして……」
バットの中心にはCのロゴ。間違いない、自らが輸入総代理店を務めるアメリカ『チャンドラー社』のバットではないか。
大谷はその後、WBCで優勝し、MLBでホームラン王に輝くが、柵越えが飛び出すたびに宇野さんのもとには「チャンドラーのバットについて教えてください」という取材依頼が次々と舞い込むことになった。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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