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大谷翔平ドジャース戦で大騒ぎ「蜂と駆除員」がカードになったが「乱入リスや猫、あの映画」「オオタニが座ったイス」も…MLBの商魂がスゴい
text by
AkiAki
photograph byChristian Petersen/Getty Images
posted2024/05/03 17:01
さすがの大谷翔平も見つめるほかなかった「蜂の大群」。メジャーは珍事・珍品をメモラビリアにするなどユーモアにあふれている
まずは「リス」カード。2011年に本拠地ブッシュ・スタジアムに現れたリスをマスコット化し、「ラリー・モンキー」ならぬ「ラリー・スクイレル(リス)」としているのだが――2018年に再度現れたリスをカード化したものになる。MLBの選手でも無いカードを買う人がいるのか? という疑問をお持ちかもしれないが、当時24時間限定で発売されたこのカードは2294枚も販売されている。
動物シリーズでは他にもCAT(猫)、GOOSE(ガチョウ)、DUCK(アヒル)とスタジアムに現れたゲストがカード化されて発売している。その中でも猫のカードは約4000枚発行されている。動物カードのみを集めるコレクターも存在するのかもしれない。
フィールド・オブ・ドリームスのトウモロコシも
動物や昆虫だけではない。メッツの本拠地であるシティ・フィールドで44269本ものホットドックが食べられた記念カードが、1ドルで限定販売されている。
さらには「あの名作映画」にちなんだ植物もカード化された事例がある。
映画『フィールド・オブ・ドリームス』の舞台となった土地であるアメリカ合衆国アイオワ州のトウモロコシ畑の中の球場でMLBの公式戦が2021年から年1回ペースで開催されているのだが、この球場で採取された「トウモロコシ畑の茎」入りカードである。筆者も映画の大ファンということもあって、開催初年の茎入りカードを保有している。
しっかりと「GAME USED CORN STALK (試合で使われたトウモロコシの茎)」となっており、MLBの認証ホログラムも貼付されている。そろそろ腐ってしまうのでは? という危惧を持ちつつ保有しているが、今のところは大丈夫そうだ。
大谷が座ったイス、古い座席も販売してしまう
カード以外でもMLBオークションでは、あらゆる珍しいものが販売されたりする。