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大谷翔平「焦る気持ちを我慢しながら」ドジャース初本塁打→仲良しテオが“ヒマワリの種攻撃”「1分1秒たりとも…」LAで愛され尊敬される日常
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph bySipa USA/JIJI PRESS
posted2024/04/05 06:00
ドジャース加入第1号本塁打を放った大谷翔平。地元テレビ局インタビューを受ける表情も朗らかだった
時は2024年4月3日のジャイアンツ戦に戻って――この試合、ドジャースは1点リードの状況で終盤を迎えていた。その中で大谷のソロ本塁打で得た追加点は大きく、最終的に5-4でジャイアンツ相手の3連戦スイープに成功したのだった。
「キュンデス!」実況アナが語った大谷の超才能
<名言2>
正直、大谷翔平のプレーを見てエキサイティングになれないなら、野球を観るべきではありません。彼には他を超越した才能があるのですから。
(マット・バスガーシアン/Number1048号 2022年3月31日発売)
◇解説◇
大谷のホームラン(投手であれば奪三振もだが)が出るたびに話題となることがある。それは「ビッグフライ!オオタニサン!」を筆頭にしたアメリカ人アナウンサーのユーモラスな“決め台詞”だ。
バスガーシアン氏はエンゼルス戦の実況アナウンサーを務める人物である。その同氏が話題になったのは2022シーズンのこと。このシーズン、大谷は今季と同じく開幕からホームランが出ない試合が続き、自らのバットに“心臓マッサージ”をほどこすようなポーズを見せる姿が話題になったこともあった。
そんな大谷が4月15日のレンジャーズ戦で第1号、第2号のホームランを放った試合でのこと。2本目のアーチをかけると突然「キュンデス!」と“聞き馴染みはありそうだけど唐突な”日本語ワードを入れ込んできたのだ。
これはバスガーシアン氏が「Number」上で対談したスポーツアンカーの近藤祐司氏に教えてもらった「キュンです!」という言葉を使ったというホッコリとした後日談があるが……大谷の実況席で逐一見つめるからこそ、その才能をこうも称えている。
「彼は野球において世界で一番になりたいのであり、最も人気のある選手や一番のスターを目指しているわけではないということです。彼の練習に対する姿勢を見ていたらわかります。彼は野球においてベストになりたいのだと」
扱いにくいスターはいるものだがショウヘイは全く違う
<名言3>
彼には1分1秒たりとも無駄がない。全てが意図的で、目的を持ってやっている。
(デーブ・ロバーツ/NumberWeb 2024年2月21日配信)
https://number.bunshun.jp/articles/-/860702
◇解説◇
エンゼルスから名門ドジャースへの移籍、自身の結婚、韓国ソウルシリーズでの開幕に元通訳の水原一平氏の騒動……と、シーズンが始まってわずかの期間でありながら、大谷を取り巻くトピックスはあまりにも多い