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「盛大にブーイングされるかも」大谷翔平の騒動をNY記者はどう見てる?「オオタニが嘘をつくとは考えにくい」が「質疑応答は必要だった」
posted2024/04/03 11:02
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph by
Nanae Suzuki
大谷翔平の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博に関わっていたとされる問題は、アメリカでも依然として大きな関心を引き付けている。それはロサンゼルス・ドジャースが本拠地を置くアメリカ西海岸に限った話ではないのだろう。
アメリカ東海岸の記者がスキャンダラスな事件をどう見ているのかを知るため、ニューヨークの地元紙『ニューズデイ』のコラムニスト、デビッド・レノン氏に意見を求めた。1995年からMLBを取材する大ベテラン、レノン記者ももちろん大谷問題に注目しているという。その言葉から、アメリカの一部のファン、関係者がこの件によって受けた衝撃の大きさが伝わってくる。以下、レノン氏の一人語り。
「東海岸でも大きなニュースになっている」
大谷翔平は現在、米球界最大のビッグネームであり、アメリカのスポーツ界でも屈指の大物だ。それほどのスーパースターがこんな事件に巻き込まれたわけだから、アメリカ東海岸でももちろん大きなニュースになっている。
巨大なストーリーであり、大谷が3月25日(現地時間)に記者会見を行った後、私もニューズデイ紙にコラムを書いた。スポーツファンなら誰もが今後、この件がどんな方向に進んでいくかを興味深く見守っている。
MLBに加え、国税当局も調査にかかわっているのなら、大谷自身はもうこの件に関しては話さないだろうし、一時的に情報はほとんど出てこなくなるのかもしれない。それでも多くの人々が次の一報を待っており、全米の野球関係者の中だけでなく、社会的な話題になっていると思う。