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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
大谷翔平の“ビックリ発表”に米名物記者が本音「なかなかやるなと」「センシティブな状況」電撃結婚から水原一平氏の騒動まで“どう見た?”
text by
水次祥子Shoko Mizutsugi
photograph byNanae Suzuki
posted2024/03/29 17:01
ドジャース移籍から開幕まで…大谷翔平の対応について米名物記者が語る
今回のスキャンダルも、非常にセンシティブな状況になっている。野球界最高の国際的スターにかかわる問題だからなおさらだ」
結婚発表から通訳スキャンダルまで…どう見た?
大谷にとってアメリカでの開幕戦直前の数週間は、電撃的な結婚発表と新妻お披露目から一転、スキャンダルというジェットコースターのような日々となった。夫人のお披露目は開幕シリーズのため韓国へ渡った際に、自身のインスタグラムに妻が映った集合写真、球団のXにツーショットの写真を公開するというサプライズで、米国や世界のメディアでも大きく報じられた。
「オオタニの結婚発表、ワイフのお披露目の仕方は驚いたし、面白かったね。彼はこれまでプライベートな部分をまったく公開していなかったし、個人的にはすべて秘密にし続けるのではないかと思っていたので意外だった。面白かったと言ったのは、誰かに知られる前に彼は自分のインスタグラムで真っ先に発表したから。そんなふうにみんなをあっと驚かせる彼のやり方に、好感を持っている。
結婚に関しては、人によって、育ってきた環境や文化によって考え方が違うかもしれないが、個人的にはプライベートなことだと思うし、どんなに有名人であってもプライベートは守られるべきだと思う。パパラッチにスクープされたり騒がれたりする前に自分の意思で発表したのは良かった。メディアの要求やニーズは大きいと思うし、すべてに対応していたら大変なことになると思うけれど、そんな状況にいながら自分でメディアに出すべき情報をコントロールしている。なかなかやるなと思った」
「メディア対応に少し時間を割く必要ある」
エンゼルス時代の大谷は、メディアにほとんど話をしないことで知られてきた。それも大谷流のコントロールの仕方かもしれないが、今後はどうなるだろうか。
「ドジャースのオオタニがシーズン中にどれだけメディアの前で話をするか、非常に興味深い。総額7億ドルという巨額契約は、野球のフィールドでの活躍はもちろんのこと、球団の顔になるという点も含めた金額であり、その責任を果たさなければならないということだ。メディアに語ることはつまりファンに向かって語ることでもあるので、しゃべることが球団の顔の務めでもある。