入国前から出国するまで、どの選手よりも注目されたのは大谷だった。それを証明するかのように、チケットを購入した人だけが利用できる高尺スカイドームのユニフォーム販売ブースでは大谷選手のユニフォームは販売開始1～2時間で完売。大谷選手の名前が入ったTシャツは1人2枚、ユニフォームジャージは1人1着のみという「購入制限」まで設けられた（具体的な販売量などは非公開）。結局、大谷のジャージを手に入れられなかったファンは、他の人気選手のジャージで我慢せざるを得なかった。

グッズショップ　©Nanae Suzuki

さようなら。オオタニ、キムハソン

　2戦目を終えた両チームの選手たちは21日夜12時頃に空港に到着し、すぐに出国したが、韓国の放送局SBSはこれをインターネットで生中継した。約3600人が視聴したその生中継のタイトルは「さようなら。オオタニ、キムハソン」であった。自国の選手である金河成より先に大谷の名前が出された点からも、韓国における大谷の影響力の大きさが伝わるだろう。

見送りの中継映像、タイトルは「さようなら オオタニ、キムハソン」と自国の英雄より大谷が前面に出ていた　※写真はSBS NEWS YouTubeチャンネルよりキャプチャ

「真美子さんvs韓国女性」という投稿が話題に

　大谷選手本人だけでなく、日本同様、韓国でも注目の的となったのは妻の真美子さんだ。入国時の姿も話題になったが、次に話題になったのは「真美子さんvs韓国女性」というインターネット掲示板の投稿だ。

　夫妻の言動はもちろん、食べるもの、着るものまで話題になったのだが、真美子さんが持っているバッグの形からデザインを特定し、その値段を知ったネットユーザーが驚愕したのだ。それは5000円程度と推定されるハンドバッグで、MLB史上最高年俸の超セレブの奥さんということで、高額なブランドバッグではないかと思っていた人たちがその素朴さに驚いたのだ。

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