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「自分で料理してるんですか?」「もちろん」26歳の大谷翔平が語っていた野球三昧な日々と“ささやかな幸せ”「日曜日にスタバに行って…」
text by
石田雄太Yuta Ishida
photograph byGetty Images
posted2024/03/02 17:00
難しいシーズンになった2020年の大谷翔平。「焦らないようにはしていない」と語った
「自分で料理してるんですか」「もちろん」
――高校時代に書いた大谷さんの未来予想図、26歳のところには“ワールドシリーズ制覇”と“結婚”を書いていました。
「どっちもできなかったですね(笑)」
――毎度毎度で恐縮ですが、今のささやかな幸せはなんですか。
「最近、それがなくなってきちゃいましたね。日曜日にスタバへ行ったくらいかな(笑)。この前、血液検査をしたら、食べちゃダメなものが増えちゃったんです。体質的に炎症を起こしやすい食材というのがあって、今は卵をやめています」
――えっ、卵を?
「だからデザートもほぼ食べられませんし、朝のオムレツも作れない」
――じゃあ、何を作ってるんですか。
「今は肉、魚です。茹でたり、焼いたり。魚介はだいたいOKです」
――自分で料理してるんですか。
「もちろん」
ささやかな幸せは…
――メニューを教えて下さい。
「メニューとか、ないです(笑)。ごはんを炊いて、魚を焼くだけ。本当に味気ないものばっかりです」
――卵を使わないとなると、大好きなクレープは無理ですけど、チョコレートならいけるんじゃないですか。
「そうですね、チョコレートは大丈夫ですけど、でも、ほぼ食べてないかな。この前、(通訳の水原)一平さんが明治のチョコベビーを買ってきてくれたので、それをちょっと食べたくらいです」
――チョコベビーがささやかな幸せ(笑)。
「同じような毎日ですけど、それなりに楽しんでいるかな。ピッチングのプログラムが始まったので投げられるのは楽しいし、その中でいい投げ方とかを探していくのも、いい発見があるのも楽しいし……」