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19歳で結婚・遠藤航「家族が第一は普通」リバプール自宅で語った“死ぬほどサッカーを頑張る理由”「代表戦のタオルはタケや薫が多いけど…」

posted2024/02/24 17:01

 
19歳で結婚・遠藤航「家族が第一は普通」リバプール自宅で語った“死ぬほどサッカーを頑張る理由”「代表戦のタオルはタケや薫が多いけど…」<Number Web> photograph by Reuters/AFLO

クロップ監督やチームメイトの信頼を勝ち取った遠藤航(31歳)。「家族」の存在がモチベーションになっていると語る

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小野晋太郎

小野晋太郎Shintaro Ono

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リバプール遠藤航の密着記・第2回。旧知のテレビディレクターに語った、サッカーと家族への愛情。そこから見えてきた日本代表キャプテンの意外な素顔とは?〈全3回目の2回目〉

 街とスタジアムからは、世界中の誰でも耳馴染みのある音楽が鳴り響いてくる。

 The BeatlesとOasis。リバプールとマンチェスター。

 産業革命によって、世界で初めて電車で繋がれたこの区間が、永く世界のエンタメ界、そしてフットボールをリードしてきた。

 その2つの都市をつなぐ道中、某有名メーカー大型車の助手席に僕は座っている。運転手は、遠藤航だ。街の喧騒はさておき、車中のプレイリストからはONE OK ROCKとNovelbright、HYが流れてきた。遠藤の日常に、ルーティンと極端なこだわりはあまりない。ただハマると一気に突き詰める。趣味と言えるのは、読書と語学と、株式投資ぐらい。サッカーと子育てがこの10年の全てだった。

プレミアリーガーの自宅へ

 郊外の閑静な高級住宅街に車が泊まる。家族の事を第一に考えて決めた、2階建ての一軒家。

「ようこそ、遠藤家へ。靴は脱いでくださいね」

 そう言って通されたのは高級ホテルのロビーを思わせる吹き抜けのワンフロア。長いテーブルとドでかいキッチンがある。抜けた部屋の隅には、申し訳程度の額縁に入った東京五輪のユニフォームやW杯のドイツ戦のユニフォームが、飾られるというよりは、並べられている。

 ちなみに2階には3、4部屋のゲストルームを完備(それぞれにトイレとシャワーがついている!)。さらに「他にお金かけることもないから」と、わざわざ作ったプライベートのトレーニングルームを案内してくれた。庭にはサッカーゴールが2つある。これぞ夢のプレミアリーガー。

 ただ、ひとつ気になったことがあった。これだけの部屋と広さがあるのに、遠藤家には、主人の部屋がない。

【次ページ】 自分の部屋がない…「初めて気づいた(笑)」

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