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あの野獣がキューピッド?「松本薫さんが唐突に…」柔道・高市未来29歳が失意の東京&大ケガから復活「心の支えは“絶対に否定しない夫”」 

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石井宏美

石井宏美Hiromi Ishii

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photograph byMiki Fukano

posted2024/02/14 11:03

あの野獣がキューピッド?「松本薫さんが唐突に…」柔道・高市未来29歳が失意の東京&大ケガから復活「心の支えは“絶対に否定しない夫”」<Number Web> photograph by Miki Fukano

メダルを逃した東京五輪後は引退も考えたという高市未来(29歳)。夫の支えもあり、3度目のオリンピック代表の座を掴んだ

 プロポーズは「結婚しよう」という賢悟さんの言葉だったが、「プレッシャーは私がかけました。主導権は間違いなく私だと思います」と高市は笑う。

 交際を含めると出会って約10年。付き合いが長いだけに、今では仲の良い友達同士のような夫婦になっている。

柔道のための週末婚、サポートに徹する夫

 結婚後も高市は柔道に専念するため、所属するコマツの寮で暮らし、週末だけ賢悟さんと会う生活を送ってきた。

「現役中は一緒に暮らしたら、多分、むこうに嫌な思いをさせてしまうと思ったんです。私、いつも切羽詰まった感じでしたから(笑)。練習はきついし、イライラすることもあるし、なにより現役中は彼に対して何もできないだろうなという思いがあって。それでも一緒にいるのが夫婦と向こうは思っていたので、少し言い合いになったこともありましたが、最後は向こうが折れてくれたというか」(高市)

 ただ、せめて週末だけは、と夫婦みずいらずの時間を過ごしてきた。

 賢悟さんは「日曜日の夜にご飯を食べて、向こうが寮に帰るときはやっぱりちょっと寂しいな、このまま一緒にいれたらいいなと思うことはありましたね」と本音をのぞかせるが、それでも、「本当に悔いなくやり切って欲しいから。今は彼女がやりたいようにしてもらいたい」と、サポート役に徹している。

 一方の高市も、競技に専念してはいるが「食に対しての欲が薄い人なので心配で(笑)。コンビニばかりになると困るし。最低限これだけはやろうと思って」と食事だけは必ず作り置きするようにしていた。

 交際中からずっと続いてきた遠距離生活、そして別居婚。ただ、結婚5カ月が経過した昨春、賢悟さんは生活の拠点を台湾に移した。

 新婚夫婦の距離は縮まるどころかさらに広がっている――。

後編に続く)

#2に続く
夫婦円満を保つ遠距離生活!?「パリ五輪が終わったら仲悪くなるかも(笑)」妻は日本代表、夫は台湾代表コーチ…柔道家夫婦の“意外な関係”

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