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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
三笘薫ケガ問題で疑問視「ミトマ酷使されすぎ?」英国人記者はNO「その意見は甘い」ブライトン広報部長は「英国でケガを治して欲しかった」
posted2024/01/11 11:05
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph by
Getty Images
12月28日トッテナム戦後、笑顔で“取材NG”をした三笘薫(26歳)。デゼルビ監督が疑問視した日本代表招集のウラでは何が起こっていたのか?【全2回の後編/前編へ】
「ダメです!」なぜ三笘は取材を拒んだ?
これまで三笘は、試合に出場しなくても記者の取材に応じてきた。今でこそブライトンの押しも押されもせぬエースになったが、22年の加入当初はベンチ要員で出番のない試合もあった。そんな時でも三笘は必ず取材エリアに顔を出し、記者の質問に応えてくれた。
その三笘が取材を拒んだ。しかも「ダメです!」の返事は、いつもと様子が違った。三笘の性格からして、取材に応じたくないなら「今日は試合に出ていないので……」「いや、今日はちょっと……」といった返事が予想できた。
それだけに「ダメです!」の返答には、三笘の意思というより、例えば誰かに口止めされているような印象を受けた。
クラブ広報のポール・カミリン部長によれば、三笘の怪我をめぐって、ちょうどクラブと日本サッカー協会の間で話し合いが行われていたという。同部長は「クラブとしては、イングランドで怪我をしっかり治した方がよいと思っているが、実際にどうなるかは本当に分からない」と彼らのスタンスを説明してくれた。ブライトンは取材する場を設けてくれたことから、三笘と話ができなかった理由が少なくとも彼らでないのは明らかだった。
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そして、三笘が笑顔を見せたことも不思議だった。