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「紗理那が選ばれればよかった」7年前の“衝撃発言”の本音とは? 石井優希が“ライバル”だった古賀紗理那に“闘争心”を抱かなかった理由
text by
米虫紀子Noriko Yonemushi
photograph byYUTAKA/AFLO SPORT
posted2023/11/26 11:00
同じアウトサイドヒッターとして高め合った古賀紗理那(左)と石井優希。キャプテンとして奮闘する古賀にエールを送った
昨年から日本代表の主将を務めている古賀を見て、その強さを改めて感じているという。
「本当に頼もしいキャプテンですよね。『好かれたいと思ってない。好かれたいと思っていたらキャプテンはできない』と言っていたと聞いて、すごいなと思いました。覚悟が人一倍強いんだろうなと思う。たぶんリオで落選して、東京でも初戦で怪我をしてしまって、今まで五輪でうまくいかなかった分、パリ五輪にかける思いは強いと思う。眞鍋監督に信頼されてキャプテンを任されて、そこで自分がやると言った時点で、決心というか、強い覚悟を持ったんだろうなと。テレビ越しに見ていても、『自分がやらないと』という思いが伝わってくるし、自分の弱さを見せないようにしていますよね」
親友として、戦友として、来年パリ五輪の出場権を勝ち取り、五輪の舞台で暴れまわる古賀の姿を心から楽しみにしている。
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インタビュー第2回では、久光や日本代表で指導を受けた中田久美監督の存在、そして救われた木村沙織からのLINEについて明かしている。
(第2回へつづく)