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「体操教室で靴飛ばしも…」佐藤弘道が実践する“負ける子を作らない”教育法…40代で大学院へ、“体操のお兄さん”のセカンドキャリアが凄かった 

text by

音部美穂

音部美穂Miho Otobe

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photograph byShiro Miyake

posted2023/08/25 11:03

「体操教室で靴飛ばしも…」佐藤弘道が実践する“負ける子を作らない”教育法…40代で大学院へ、“体操のお兄さん”のセカンドキャリアが凄かった<Number Web> photograph by Shiro Miyake

元・体操のお兄さんとして現在も体操指導などの活動を続ける佐藤弘道さん。「おかあさんといっしょ」初出演から、今年で30周年

2人の息子は26歳と23歳になった

――お子さんとは一緒にスポーツもやっていましたか?

弘道さん 一緒に遊ぶ感覚でやっていましたね。たとえば、僕が公園でジョギングする時は、息子たちも一緒に連れていったり。当然僕のペースで走ると息子はついていけない。だから、反対周りにして走らせるんですよ。そうすると、1周に2回は必ず会えるし、僕も息子たちも自分のペースでムリなく走れる。

 その息子たちも今や26歳と23歳。もうだいぶ前から、運動能力も身長も抜かれちゃって。ゴルフやビリヤードも、息子たちのほうがずっと上手いです。

――とはいえ、弘道さんも30年前とまったく変わらない体型を維持されていますが、若々しさの秘訣は?

弘道さん う~ん、特に何もやっていないんですけどね。体操教室で子どもたちと一緒に運動しているからかなぁ。

(ここで、マネージャーでもある妻の久美子さんが、「家でストレッチをしたり、あえてエレベーターを使わず階段をのぼったり、移動の際は重いリュックを背負ったりしています」とコメント)

――やはり、日常的に意識されているんですね。それすらやっていない人が世の中にはたくさんいます!

弘道さん 僕にとっては、歯を磨くのと同じくらい当たり前になっているから、頑張って鍛えているという実感がないんですよ。日常の中でムリなく続けられることをやる、というのが体づくりの基本かもしれませんね。

《「『おかあさんといっしょ』出演時代のウラ話編/第1回」「大ケガを負った学生時代、部活編/第2回」から続く》

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