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久保建英の“映像では見られない”「開幕ゴールの歓喜→顔を覆ってガッカリ」をカメラマンが撮った「ソシエダが勝ち切るためには久保の…」
text by
中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2023/08/17 11:14
さわやかな夏空にラ・レアルのユニフォームの青と白が映える中、久保建英の23-24シーズンが始まった
ソシエダとしては、運悪く勝ち切れなかった試合ではあったが、今季リーガでは格上として、引き分けでも良しとする相手に勝ち切る試合が求められる。
その上、さらに自身へのマークも厳しさを増すが――久保のゴール、アシストが勝ち切るための鍵になる。
また一方、CLでは挑戦者として臨まなければならない試合も待っている。過密日程が続けば、ローテーションによる選手層の問題、また怪我人のやりくりも避けられないだろうか。
また長いシーズンが始まった。選手にとって、そしてサポーターにとってもサッカーのある週末が戻ってきた。
美しい“貝殻海岸”に行ってみると
試合当日、イゲルドの丘へ路面電車を使って登った。
急な斜面を5分ほどかけて登る。座席の隣からはカタルーニャ語が聞こえてきた。
カタルーニャにあるジローナのファンだ。ユニホームは着ていなかったが、初戦を観戦するため家族で訪れたのだろう。
頂上からは、ビスケー湾に面する、その貝殻型の形状からラ・コンチャ(貝殻)海岸と呼ばれる砂浜と街が一望できた。
リーガが開幕するというような喧騒を感じることもなく、美しい景色が広がる。
ただ下山しビーチへ近づいてみると、この街では伝統スポーツともいえるビーチサッカーが行われていた。
ソシエダのレジェンド、シャビ・アロンソなど多くの選手がここから頭角を現したと言われている。
試合翌日は、早朝の便でバルセロナ空港へ戻った。空港では、2部へ降格したエスパニョールのユニホームを纏ったサポーターがアウェイの試合へ向かおうとしていた。
そう、サッカーのある週末が戻ってきた。
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