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久保建英22歳が試合中“舌をペロッ+笑顔”で…「クボいるの?」子供人気は今季も! カメラマンが撮った“ソシエダ2年目開幕前のワクワク”

posted2023/08/03 17:01

 
久保建英22歳が試合中“舌をペロッ+笑顔”で…「クボいるの?」子供人気は今季も! カメラマンが撮った“ソシエダ2年目開幕前のワクワク”<Number Web> photograph by Daisuke Nakashima

23-24シーズンに臨む久保建英。22歳となった彼の表情からは勇ましさも感じる

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中島大介

中島大介Daisuke Nakashima

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Daisuke Nakashima

 日本代表MF久保建英(22)は2022-23シーズン、レアル・ソシエダでついにその才能の一端を開花させた。来る在籍2年目に向けて――現地スペイン人記者の昨季総評、そして日本人フォトグラファー中島大介氏がいち早く撮影に訪れたプレシーズンマッチの様子をお届けする(全2回の2回目/前編#1から読む)

 7月29日、久保建英が所属するレアル・ソシエダは、レバークーゼンと対戦した。

 ホームで行われた試合は、2週間後に控えるラ・リーガ23-24シーズン開幕に向けてのお披露目ゲームとなった。

 1万7000人のサポーターが見つめた試合は、互いに譲らず拮抗した展開の中、ソシエダが前半42分、ブライス・メンデスのゴールで先制すると、そのまま完封し1-0での勝利を飾った。久保は後半に入って62分からの出場となったが、キレのあるドリブルを見せるなどスタジアムを沸かせて好調ぶりを窺わせた。

子供が久保応援ボードを手に「ちゃんと書けてる?」

 この試合を撮影するため、昨シーズン最終節対セビージャ戦以来となるソシエダのホームタウン、サン・セバスチャンを訪れた。

 この日の最高気温は25度ほど、やや曇りがちな天候ながらも心地よい海風にカモメがたゆたうビーチは、すでに夏のバカンスシーズンの到来を感じさせる。

 またビーチ沿いの車道では、自転車の大会が行われており、多くの人が歩みを止め、目の前を走り抜ける選手に声をかけていた。

 キックオフの1時間ほど前にスタジアムへ向かうと、シーズン中ほどではないが、多くのユニホームを纏ったサポーターが集まってきていた。その中には〈TAKE〉の名前が刻まれた、14番ユニホームを纏うサポーターの姿も目についた。

 またスタジアムの中に入ると、多くの久保に向けたメッセージを掲げる子供ファンの姿を撮影することができた。カメラを向けると、「ちゃんと書けている?」と心配そうに声をかけられた。

 また先発メンバーがアップを進める輪に久保の姿を見つけられず、久保がやや遅れてピッチに現れたこともあり、「Kuboはいるの?」というような声もかけられた。

相手監督はレジェンドのシャビ・アロンソ

 キックオフは18時、キャプテンマークを巻いたオヤルサバルを先頭に両チームが姿を現す。またソシエダのレジェンドであるレバークーゼン監督シャビ・アロンソが姿を現すと、イマノル監督と話し込む姿が見られた。

 久保が入るだろうと予想していた右サイドでは、アリ・チョが先発。持ち味のドリブル突破で果敢に勝負を挑んだ。

【次ページ】 久保のチーム内序列の高さを感じ取った

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