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[北中米の主役たち(5)]ハーランド「怪物から英雄へ」
posted2026/01/31 09:00
text by

山中忍Shinobu Yamanaka
photograph by
Getty Images
28年ぶりに世界の檜舞台に立つ、ノルウェー。そのチーム像は、前回出場の1998年W杯代表とは一線を画している。当時、ノルウェー代表のMFだったストーレ・ソルバッケンは、'20年12月に母国の監督に就任すると、コンパクトな4-3-3システムをベースに、ボールを持って攻める勇気を前提とするチームを作り上げてきた。
「新しい世代の選手たちには、攻守に能動的なスタイルが向いていると理解した」と、指揮官は明言している。時間が限られる代表活動で徹底するには戦術的に無理があるという当初の悲観論から、結果が伴わなかった期間の更迭論まで、母国での批判にも決して意志を曲げなかった。就任4年目の終盤には、ハードワークとクレバーさが共存し、身体能力に加えて技術の高さも兼ね備えたチームとして機能し始めた。
主将でもある27歳のマルティン・ウーデゴールは、トップクラスの創造力を、アーセナルだけではなく、代表の右インサイドハーフとしてもコンスタントに披露している。予選での計7アシストは、欧州最多の数字だ。アンカーを務める27歳のサンダー・ベルゲも、フルアムでの姿と変わらぬ安定感を発揮。代表では、攻撃面でのサポートにも積極的だ。
そして何と言っても、予選8試合で16得点のアーリング・ハーランドである。25歳にして、同国史上最も偉大な選手とも言われるCFは、新生ノルウェーの象徴だ。
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