豪雨の中、久保がペロッと舌を出して…

　時には豪雨と呼べるようなタイミングもあり、個人的にも今季初撮影で「運が悪いな……」と思いながらカメラを構えていたものの、印象的な手応えもあった。

　それは試合終了間際のこと、久保がボールを呼び込みパスを受けると、細かなステップで前を阻む2人の守備者の間をすり抜け果敢にボックス内に侵入。ややボールが離れたところをカバーに入るCBに阻まれシュートまで持っていくことはできなかった。

　その際には屈強な相手に身体を跳ね飛ばされたが、瞬時に起き上がった久保は、しくじったとでもいうように舌をペロッと出し、同時にその表情には笑みが浮かんでいるように見えた。

　只々単純にサッカーを楽しみ、目の前の敵を倒すことを考え、また新たなシーズンを待ち侘び、そして初めての挑戦となるCLの舞台での戦いにも思いを馳せるかのように。

　昨シーズン終盤、目立っていた腿に巻かれたテーピングから解放され、倒されてもヒラリと飛び上がりボールを追い続けていた。

バスクの夏の美味〈ギィンディージャ〉って何？

　今、バスク地方でバルを覗くと、シシ唐のようなものが目につくかもしれない。

〈ギィンディージャ〉と呼ばれる夏限定のバスク産青唐辛子で、素揚げに粗塩をぱらっとかけて食べると非常に美味しい。

　今回はすでにシーズンオフのため、ボトル詰のシードラと一緒にいただきました。＜#1からつづく＞

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「タケ・クボは“いいヤツ”。ただピッチ上は“いい意味で無礼”」スペイン人番記者が見たソシエダ久保建英の相乗効果「彼は未来を担う存在」

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。