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“浦和レッズとサッカー愛がガチ女優”眞嶋優さん「西川(周作)選手の笑顔に心がバキュンと」マドリーの元名手には「あっという間に抜かれて…」
text by
茂野聡士Satoshi Shigeno
photograph byKiichi Matsumoto
posted2023/07/29 11:02
俳優・眞嶋優さんの“サッカー選手風ポートレート”。まるで試合前の選手紹介や加入決定後の写真のようなカッコよさ!
「アルベロアさんがボールを持つと凄いのが〈絶対に私のところへキレイなパスを通してくれる〉というのがパスが来る前に分かるんです。タイミングを逃さないでラストパスを通してゴールを決めさせてくださるなんて……それと別チームになってマッチアップする機会に恵まれたんですが、すごい足技をしてくるわけでないのに、緩急だけであっという間に抜き去られてしまう。これがワールドクラスだった選手の技なのか! と衝撃でしたね」
自分が知る限り、現役時代のアルベロアとマッチアップした日本人プレーヤーはエスパニョール時代の中村俊輔くらいのはず。そう考えると眞嶋さんはサッカーファミリーとして唯一無二の経験をしたのでは? と伝えると「そうだとしたら、ものすごく嬉しいですね! アルベロアさん、リバプールにもいたそうですしね」と笑みを浮かべていた。
最初に“推し”となった選手は田中達也だった
眞嶋さんがリバプールファンになったのは最近のこと(ジェラードやアッガー好きなマネージャーに影響されたそうだが、現在は全試合欠かさず見ているというからスゴい)と謙遜しながらも……好きになったチームへ注ぐ愛情は、人一倍だ。
その中でもとびきりの愛を注いでいるのが、冒頭に挙げた浦和レッズである。3~4歳頃からさいたま市で育ったこともあって、レッズは生活の身近にあった。「町全体が浦和レッズを応援している雰囲気が好きですし、家族で応援に行っていました」。そんな彼女にとって最初の憧れは「田中達也選手です。ドリブルのスピード感に〈カッコイイ! あんなドリブルができるようになりたい!〉とドンドン好きになっていきましたね」と笑顔で当時を思い出していた。
伊藤敦樹選手は“ザ・浦和の漢”です
なお今は浦和の選手全員が好きな“箱推し”ではあるが「6月に日本代表にも初選出された伊藤敦樹選手を応援していますね」という。理由を聞くと……。
「伊藤選手は、浦和出身でメンタルもプレーも“ザ・浦和の漢”です。プレー面で言えば攻撃はもちろん、守備も心強いし、身長もあってスケール感がすごいですよね。たとえば6月の天皇杯・関西大学戦では0-0と厳しい展開でしたが、後半途中から伊藤選手が出てきたことによって、収まりがよくなったし、チーム全体も活性化されました。延長戦では決勝点も決めてくれて本当に感謝しかありません」
はい、これだけ分かりやすく伊藤選手のストロングポイントを語れるだけでもすごいです。