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登板はなくともWBC球で調整。山崎颯一郎が強いられた負担とは。

posted2023/04/18 09:00

 
登板はなくともWBC球で調整。山崎颯一郎が強いられた負担とは。<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

敦賀気比高から2017年にドラフト6位でオリックスに入団。一時は育成契約も経験した。山本、宇田川と同学年

text by

石田雄太

石田雄太Yuta Ishida

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Naoya Sanuki

 WBCの準々決勝を前に緊急招集が掛かった山崎颯一郎を、中嶋聡監督はこう言って送り出した。

「おう、お前、ジャパンや。まだおったんか。頑張ってこいよ」

 昨年の日本シリーズで宇田川優希とともに中継ぎの切り札として一躍、その名を全国へ轟かせた山崎は昨秋、オーストラリアとの強化試合で日本代表に選ばれた。しかしWBCを戦う最終メンバーには宇田川が選ばれ、山崎は外れてしまう。

「悔しさはもちろんありましたし、(宇田川に対しては)素直に頑張れよという気持ちもありました。ただ僕も予備登録には入っていましたし、(WBC球で)練習しておいてくれとも言われていたので、何かあったときのために練習はしてきました」

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