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[第4戦 KEYMAN]宇田川優希&山崎颯一郎「“弾丸ボーイズ”が守った1点」
posted2022/11/05 07:02
![[第4戦 KEYMAN]宇田川優希&山崎颯一郎「“弾丸ボーイズ”が守った1点」<Number Web> photograph by Nanae Suzuki](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/5/2/1500wm/img_524bd670273e48e073a1bc089f0e6d06328552.jpg)
text by

石田雄太Yuta Ishida
photograph by
Nanae Suzuki
お立ち台に立ってヒーローインタビューに答える3人の背番号の合計が99+96+63の258というのは、日本シリーズでの最多記録だろう。決勝タイムリーを放った背番号99、ラオウこと杉本裕太郎がこう言った。
「ヤバい球、投げてるんで、今日、2人とも回跨ぎしたんですけど、でも、明日も投げてもらおうと思います」
苦笑いを浮かべた2人――背番号96の宇田川優希と背番号63の山崎颯一郎の中継ぎコンビは、昨年の日本シリーズはもちろん、今シーズンが始まったときにも、夏を迎えたときにさえ、中継ぎの頭数に入っていなかった。それが9月以降、ホークスを差したバファローズに欠かすことのできない中継ぎの切り札になったのは、いったいなぜだったのか。
