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大谷翔平の二刀流開花、WBC名采配…栗山監督の“信じる力”「色メガネで見るのは嫌いなんだ」「根本さんに『少しは頑張っているな』と」
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byNanae Suzuki
posted2023/04/15 11:01
侍ジャパンを世界一へと導いた栗山英樹監督。その采配は日本ハム時代から一貫している
600、もっと言えばその1勝前の「599」という勝利数に感慨を持っていたのは、かつてパ・リーグを豪腕フロントマンとして席巻した根本陸夫(監督通算598勝)の存在があったからのようだ。日本ハム監督の就任オファーを受けた際、吉村浩GMから「根本陸夫になりませんか」と言われたそうだが……実は栗山監督は現役引退直後、面識のなかった根本氏から西武ライオンズで指導者の道を歩まないかと誘いを受けたという。
根本さんを超えることなんてできないけれどね
「根本さんを超えることなんてできていないし、できないけれどね。ただ599勝した時に、根本さんに『少しは頑張っているじゃないか』と言ってもらえている気がした」
栗山監督は根本、そして敬愛する三原脩を筆頭に様々な名野球人から学び取ろうとしてきた。そういったエッセンスを積み重ねていった結果、栗山監督のオリジナリティある采配が形作られたのかもしれない。
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